ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』山で出会ったニンニク美女！滋養強壮たっぷりで…？第３回

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　ひとりキャンプをテーマに、奇数話・偶数話で主人公が入れ替わるという新しいスタイルに挑戦した期待のドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』の第3話がオンエアされた。

　説明台詞もほぼ無いし、画面に大映しされるのは小汚いおっさん。それでもなんでこんなに興味深く見てしまうのだろう。

　今回の缶詰は焼き鳥メイン。焼き鳥だけでもこんなに缶詰ってあるの？ ってくらいに大量に出てきて驚いた。

　しかし、最初にここだと決めた場所にはパリピが騒ぎ、子供に突然タックルをくらうなど騒がしい。都会の喧騒から逃れてきたはずなのにこれでは意味がない。ということで、結局車を停めた場所にテントもお引越し。こういう好きな場所に寝床が簡単に動かせるのもキャンプの魅力だ。

　引っ越した先は静かで、小難しい本を読みながら午睡を楽しむには最適。さっそくうつらうつらと、あのまったりとした時間を堪能する。

　少し眠った後に焚き火用の木を探しに森へ入ると、人が倒れている！！　第一発見者になってしまうのか？　何かの事件の前触れか！？ と恐る恐る声をかけると、彼女は倒れていたわけではなく、傍にあったイタチの巣を覗いていたようだ。

　彼女はこのあたりにイノシシがいたとも言う。その臭いが感じられない健人が東京の人間であると見抜き、彼になぜか肉をご馳走してくれることになった。

　彼女は狩猟もやるらしく、自分が先日仕留めたイノシシの肉を持ち込んでいた。下ごしらえを一緒に行い、がっつりと肉を焼いて貪り食う。缶詰飯からまさかのジビエ料理にランクアップだ。

　さらに彼女の実家はニンニク農家らしく、ニンニクとイノシシの最強コラボ飯が完成する。デザートは新鮮な生のニンニク。これが甘いらしい。いったいどんな味なのだろう。

　彼女は大家族の中での生活に疲れると、山にやってくるらしい。健人も東京での騒がしさから山に来ている。キャンプというのは何かから　逃げたい時、逃避したい時に最適なのだろう。

　お腹もいっぱいになったらそこでお別れ。一期一会の出会いだ。描かれて無いけど2人がしきりに「また」と言ってたので連絡先とか交換したのだろうか。「ゴミはちゃんと持ち帰れよ！」と力強くいう彼女、かっこよかった。

　良い出会いと肉のおかげで自分が持ってきた缶詰を食べることはできなかったが、満足感をもって就寝。

　朝には健人お決まりのコーヒーを入れ、前日使わなかった鳥の缶詰と昨日の彼女がくれたニンニクでペペロンチーノを作って平らげる。ニンニクたっぷりのせいで口はだいぶ臭くなったが、今回のキャンプも満足度の高いものとなった。

　行ってみたいなー！ キャンプ！　揃えるものがだいぶ多そうだけれども…。こんな出会いもあるのかと、ちょっと期待も高まってしまう。ニンニク美女、ぜひお会いしたい。
（文=三澤凛）