アニメ『星合の空 -ほしあいのそら-』過剰な愛とクズな父…それぞれが抱える闇が浮き彫りになってきた第4話

アニメ『星合の空 -ほしあいのそら-』過剰な愛とクズな父…それぞれが抱える闇が浮き彫りになってきた第4話の画像1
TVアニメ「星合の空 -ほしあいのそら-」公式ホームページより

 廃部寸前の男子中学ソフトテニス部を舞台に、ソフトテニスを通した様々な想いを胸に抱く少年たちの青春ストーリーが描かれる赤根和樹原作・監督・脚本の期待のオリジナルアニメ『星合の空』。第4話がオンエアされた。

 眞己の発言に全員が驚きを隠せない。皆の反応を予測していた眞己は微笑み、“ある提案”を書いたメモを皆に見せる。そこに書かれた、今までの自分達をひっくり返されるような内容に、全員から疑問や反発の声があがっていく。

 ただの思い付きか、それとも何か確証があるのか。眞己の真意を測るため、眞己の提案にのって、もう一度練習試合を開始する。果たして、この試みが男子ソフトテニス部の変わるきっかけになるのか―!?。

 今までのペアを崩し、眞己の考えた新しいペアを試してみることになった男子ソフトテニス部。眞己と柊真のペアが新ペアたちの相手とあり試合を行う。
 
 最初の試合は曽我と竹ノ内のペア。どちらも気が強いというか、自分が自分が、というタイプ。そしてお互いに今までとは逆のポジションへと変更されて不満たらたらで試合に挑む。しかし、それぞれがお互いの問題を指摘したりアドバイスを出し合うことができることに気付いていき協力ができるようになり、眞己たちに勝利。

 続いてのペアは凛太朗と樹ペア。前回眞己と戦った時にテクニックがあることを披露していた樹は、そのテクと集中力を使うために前衛に。こちらもなかなかにいい呼吸を見せ無事勝利。

 最後のペアは残り物と思われていた大洋と直央の二人。しかし穏やかな性格が似ている二人は、お互いの気持ちが理解しやすくプレイがしやすそうな雰囲気で勝利を収めることができた。
  
 最初は疑ってかかっていた部員たちも勝利を得たことで自信を持ち、このペア変更を受け入れやる気を出した。ペアをなじませるために部員たちはなるべく新ペアと一緒に行動することなどを意識付け、さらに部活は盛り上がっていく。

 腰掛顧問のような桜井が、彼らのやる気を見て自分の後輩であり、男子ソフトテニスの強豪校と練習試合を取り付けてきてくれた。彼は昔から顧問をしていたようだが、【あの事件】と呼ばれる事件から今のような腰掛感なってしまったようだ。

 そんな折、今週は部員の中では凛太朗がピックアップされた。ペア決めの時にどこか浮かない表情を見せた彼。最終的には結果は上手くいったが、あの表情は何をしめしていたのか。さらに彼の家での生活が描写されたが、帰宅した凛太朗を抱きしめる母親。どこか過剰なスキンシップに見えたが、凛太朗もそれを嫌がっているようには見えなかった。一体彼の抱えているものは何か。
 
 部活が波に乗りいい雰囲気で終わるかと思ったその時、また眞己の父親が彼の元に現れた。金をむしりにくるこの男。クズ過ぎる。暴力をちらつかせると、眞己の体が硬くなる。身を守るような姿勢で身動きが取れなくなる。それをわかっているかのように言いたいことを言って去っていく。しかも今回は眞己がテニスを始めたことをあざ笑い、柊真にもらったラケットを破壊して帰っていった。頭がよくてひょうひょうとした姿を部員のみんなに見せていた眞己のこの姿は見ていて本当に辛い。

 それぞれが少しずつ何かを抱えている様子が浮き彫りになってきた。これがどのような展開に進んでいくのか、これからも目が離せない。
(文=三澤凛)

アニメ『星合の空 -ほしあいのそら-』過剰な愛とクズな父…それぞれが抱える闇が浮き彫りになってきた第4話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!