『星合の空』公式、“無断トレース”疑惑に「著作権に対する意識が十分ではなかった」と謝罪  これで解決として良いのか?

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『星合の空』公式サイトより

 エンディングで踊り手のダンスを無断トレースした疑いが浮上したTVアニメ『星合の空』(TBS系)が、公式Twitterに謝罪文を掲載。加えて、踊り手側から正式に協力を得たことを報告した。

 本作は、『天空のエスカフローネ』などで知られる赤根和樹監督が原作・監督・脚本を担当するオリジナルアニメ。疑惑の目が向けられたのは、主題歌に合わせてキャラクターたちが代わる代わるダンスを披露するエンディングアニメーションだ。

 このエンディングについて、踊り手として活動するめろちん氏が<自分の振り付けに似ていると教えてもらったので比較してみたんだけど…>と、自身が過去に発表したダンスとの比較動画をアップ。素人目でも似ている振り付けが数カ所確認でき、アニメ側に無断トレース疑惑が浮上した(記事参照)。

 エンディングスタッフには、<絵コンテ/演出/作画 江畑諒真><総作画監督 高橋裕一>といったスタッフがクレジットされていたが、振り付け担当などは表記されていなかった。めろちん氏に続き、踊り手の七河みこ氏も同様の被害を訴えたことで、ネット上には「これはアウト」といった声が上がっていた。

 これを受けて、アニメの公式Twitterが10月24日、問題のエンディングについて<事実関係を確認しております>とツイート。問題を調査中としていたが、31日に謝罪文を掲載。<著作権に対する意識が十分でなかったため、めろちん様、七河みこ様に事前のご確認をしておりませんでした>と疑惑を認め、謝罪。両名とは和解が成立したとみられ、<アニメーターを始めとする制作スタッフ、および私共の本作品に対する想いを汲んでいただき、ご協力いただけることになりました>と報告した。


 その夜に放送された第4話では、エンディングに<振り付け協力 めろちん 七河みこ>のクレジットが追加。一連の問題は解決に向かったと見られる。

 ただ、今回の問題を「著作権に対する意識が十分ではなかった」という言葉に集約したことについては、アニメを制作する立場としていかがなものなのか、と懐疑的な見方をするアニメファンも少なくはない。アニメ本編が評価されているとはいえ、これで「解決」として良いのだろうか……というもやもやが残る結果となったのは否めないだろう。

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