『星合の空』柊真のペアとして入部した眞己がその才能を見せつける 神アニメっぷりが加速する第2話

TVアニメ「星合の空 -ほしあいのそら-」公式ホームページ

 廃部寸前の男子中学ソフトテニス部を舞台に、ソフトテニスを通した様々な想いを胸に抱く少年たちの青春ストーリーが描かれる赤根和樹原作・監督・脚本の期待のオリジナルアニメ 第2 話がオンエアされた。

柊真と“契約”を交わした眞己は、
約束どおり柊真のペアとしてソフトテニス部に入部する。
副部長の凜太朗や太洋、直央は概ね好意的に眞己を受け入れてくれるが、
負けん気の強い晋吾をはじめとした翅や樹の3人は、あまりいい顔をしない。
何を言われても気にしない眞己をよそに、そんな仲間の態度に、柊真は焦りつつ苛立ちを隠せないでいた。
一方、そんな彼らの様子を夏南子と悠汰が見つめていた。

 ソフトテニス部に入部することになった眞己。今回は、眞己を含め男子ソフトテニス部にどんな部員がいるかが丁寧に描かれた。

 気になったのが物語冒頭、「ふにゃふにゃしやがって」と横暴な理由でモブ男子生徒に小突かれていた男子、飛鳥悠汰。 柊真が気付いて仲裁に入るが、基本的には受け身であまり「NO」を言えないタイプおの男子に見えた。彼は転校してきたばかりの眞己が、常にこちらを見ていることに気付き声をかけたことから男子ソフトテニス部のマネージャーとなる。

 眞己が柊真と一緒にいるときに限って視線を感じたため、「柊真が好きなの?」と声をかけたのだ。偏見とかを持たずにさらっと「好きな人がいるのはいいんじゃない?」と受け入れて、誘ってくれたの、うれしかったろうなぁ。

 眞己のこの「いいこと・悪いこと」の判断や自分が「間違っていない」ということに対しての誠実さが彼の言動のいたるところに垣間見えるのが、彼の大きな魅力に感じる。

 悠汰がマネージャーになった際、他の部員に対して「マネージャーは雑用係じゃない」とキチンと釘をさしたり、「生意気だ」という意見にも「同じ部活のメンバー」である自分が意見をいうことは当然だと相手に伝えたる。空気を読み、忖度するのが当たり前な現代にかけているものを提示してくれているようだ。

 かくして、そんな風に自分を曲げない眞己が柊真に連れられてソフトテニス部に入部。これで若干の波風がたつのは否めない。

 眞己の運動神経を確信し、入部させた柊真は当然のように彼をコートに連れていこうとする。だが、他の部員は初心者はランニングから始めろと野次を飛ばす。そこから部員全員でランニングをする流れになってしまう。

 普段ダラダラと部活動をしていた部員たちは、3周くらいからヘロヘロ。一方、眞己は柊真と張り合って他のメンバーを周回遅れにするほどのスピードで30周のランニングを完了してしまう。

 さらに素振りから始まり、壁へのボール打ちでも非凡な才能を見せつける。その眞己に触発され、部員全員がソフトテニスに改めて真剣に向き合っていくようになる。

 ラケットの握り方、フォームなどいかに自分たちが適当にやっていたのかがわかり、小憎らしい新入部員に負けてる感じがするのも癪に障ったのだろう。部活にとってはとてもいい方向にすすんでいるように感じた。

 そして、眞己の階下に住んでいる同じクラスの御杖夏南子。SNSや心の中ではかなり周りを下に見ているが、現実では話しかけられても上手に話せないタイプ。中高にありがちな自分は他人とは違うと思っているのか、見ていてちょっと痛々しくて心配になってしまう。彼女も彼女で今後色々なことをしでかしてくれそうだ。

 そして今回は出番がないと思っていたぽっちゃり生徒会長さんがEDで大活躍だった。エンディングの曲に合わせてキレッキレのダンスを見せる生徒全員。そして他場面では登場キャラクターがそれぞれの個性を表すようなダンスを見せる。

 ダンスが苦手なもの、苦手なもの、そもそも踊らないでごまかすものなどまだキャラが把握できていないキャラも、こういう子なんだなと想像させてくれる素敵なEDだ。

 このアニメ、絶対神アニメになると思う。来週も楽しみだ。
(文=三澤凛)

『星合の空』柊真のペアとして入部した眞己がその才能を見せつける 神アニメっぷりが加速する第2話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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