日本のPS VRユーザーは「動画」ばかり見ているらしい　いったいどんな動画が人気なんだ……とザワザワ

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　今年9月に、ゲーム中心の開発者カンファレンス「CEDEC 2019」が開催。「PlayStation VR」で特に日本ユーザーから人気の高いコンテンツが明らかになり、「さすがクールジャパン」と話題になっている。

　PS VRは、今年で発売から3年を迎えるPlayStationの専用周辺機器。2019年3月3日時点で実売数は420万台を超え、リリースされた専用コンテンツも世界累計で約500タイトルになる。同カンファレンスでは、PS VRの開発元のソニー･インタラクティブエンタテインメントが“PlayStation VRの振り返り”を実施。蓄積されたデータをもとに、PS VRユーザーの傾向を読み解くという。

　北米市場のダウンロード版PS VRコンテンツランキングなどを見ながら解析していったところ、北米ユーザーには「PS Moveを活用したタイトル」「人気上位のタイトル」「FPSタイトル」が人気と判明。ほかにも「無料コンテンツ」は購入確率が高い傾向にあり、「シナリオがあるコンテンツ」や「ユーザー間のコミュニケーションが必要なコンテンツ」はプレイ時間が長くなる傾向があると発表された。

　一方、日本市場はかなり特色があるそうで、北米と比べて動画コンテンツやノンゲームコンテンツを購入する人が多いという。ゲームは入門編のような短編よりもフルボリューム型の人気が高く、動画コンテンツは他コンテンツより圧倒的に累計プレイ時間が長いそうだ。コンテンツ1プレイごとの時間も北米ユーザーと比べて長く、1プレイをじっくり楽しむユーザーが多いとわかった。

　直近半年でまとめたデータに絞ると、日本の「コンテンツ起動回数」は“ある動画コンテンツ”がずっと1位とのこと。いったい何の動画なのかは触れられなかったが、ほかの動画コンテンツもランキング上位に食い込んでいるらしい。

　さらに日本ユーザーは累計プレイ時間ランキングでも動画が他国より圧倒的に人気だったと発表され、ネット上では「なんの動画なのかさっぱりわかりませんねぇ……」「お気に入りの動画を何度も長時間見る……あっ（察し）」「VRで楽しみたい動画といえばアレかな？ さすが日本だぜ」「言わせんな恥ずかしい」といった声が続出している。やっぱりアレとVRは親和性が高いようだ……。

　どうやら今回の発表には心当たりのある紳士が多かった様子。比較的高価な周辺機器であるPS VRだが、根強いファンの需要がありそうだ。