【性】に振り回される女子高生たちの物語『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の第11話がオンエアされた。
妊娠したことにより退学者が出たことにより、文化祭でカップルになったものたちもそうでないものたちにも大きな衝撃を与えた。
文芸部の面々も、事の大きさに議論となる。いままでは男女交際反対派だった曽根崎先輩も恋を知ったいま、当事者が友人であるということから退学という処分に対しての同調圧力や、接触が過剰だとそれもまたすぐ糾弾するというのはどうなのかと吠える。
対していち葉は退学になった生徒にたいして「学生としてのルールを破っているのだから仕方な処分では?」と意見する。避妊もせずにことに及んだ結果だからそれは仕方がないという。
友人の最近の行動から、そんな不真面目な気持ちではなかったことを知っている曽根崎先輩は、表面の意見を述べるいち葉にカッとするも、そのまま部活を飛び出してしまう。曽根崎先輩のその態度にいち葉もヒートアップするなど文芸部の空気は重いものに……。
一方、その重たい雰囲気の文芸部に顔を出さなかった新菜。彼女は泉に拒絶されたことを払拭しようと三枝とホテルに行き、自分の少女性を捨てようと心見る。三枝が新菜の体に触れようとしたさい、体が反応し、新菜は三枝に痛烈な蹴りを食らわせてしまう。
以前はあれほど欲していた三枝とのえすいばつ。しかし今まさにそれが現実になろうとすると体が拒否してしまう。それが、新菜の本心だったのだ。
次の日、文芸部には両先輩ともーちんが現れずお開きに。微妙な気まずさの二人が部室に残されてしまう。新菜は和紗に、泉は和紗のことを好きなのは分かっているが、それでも一度泉にきちんと伝えたいと申し出る。
泉と両想いになる前は自分も「気持ちだけは伝えよう」と心に決めていた和紗は新菜のその気持ちを無碍にすることもできず「告白してくれるの教えてくれてありがとう」と伝える。拒絶されると思っていた新菜はその和紗の心の広い対応に心を打たれ二人は抱き合うのだった。しかし高校生女子がそんな心広いわけもなく、そう言うしかなかった和紗は走って帰って泉の部屋に向かう。
しかし、和紗勇気をだしてキスをねだるもなんだかちゃかされて終わってしまう。なんだか新菜の影も醸し出されてモヤモヤが残ってしまう。和紗の「泉としたいと思って……」っていうセリフの破壊力がやばい。泉はよく耐えることができたものだ。かわいすぎである。
モヤモヤとするカップル同士にさらに事件が起こる。 学校側が今回の事件を重く受け止め、学校全体で男女交際を禁止すると発表したのだった。そしてその余波でラブホ街をうろついていたことを見咎められ、曽根崎先輩たちも退学させられるかもしれないという事態に……。
二人がラブホ街にいたのも、先日の不可解な態度も全て自分のせいだとさとったひと葉は直談判を試みようとするも、先にミロ先生が弁明をはかっていた。それでも覆らない学校側の考えに業を煮やした文芸部はある作戦を決行する。
最終回に向けての引きがお見事。これは最後がどうなるのか気になる。まだまだ泉と和紗・新菜の三角関係やもーちんからの新菜への気持ちなど解決されていない部分も多いのできれいに解決してくれるのを願っている。
(文=三澤凛)
アニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』JKの妊娠、JKとラブホテル、えすいばつに男女交際禁止令…かなり攻めた内容に視聴者大満足の第11話のページです。おたぽるは、漫画、アニメ、作品レビュー、マンガ&ラノベ、荒ぶる季節の乙女どもよ。の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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