【性】に振り回される女子高生たちの物語『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の第9話がオンエアされた。
第9話「キツネノカミソリ」
文化祭後でカップルが増えた校内を横目に下校する百々子は、文化祭での三枝とのやり取りを見てしまったと新菜に打ち明ける。
一方、和紗は何もかもが違って見える景色に浮かれていた。
帰宅途中に泉の家に寄った和紗は、今までとは違い泉と付き合っているということを改めて実感する。
「今までと変わらないって。その今までは、いつのこと?」
付き合いたてで、のぼせ上っているようにも見えた。文芸部もあっという間に2人が彼氏持ちに。今まで男子を俗物扱いしていた曽根崎先輩の変わりようがたまらなく愛おしい。浮かれすぎててバカな子みたいになってるがそれも青春。
「恋なんかで変わる女よ!」と高らかに宣言する曽根崎先輩。部員全員の前でノロケるなど、今までのとは全く違う姿に和沙以外は戸惑う。だが、いざ幸せそうな顔を見たら「おめでとう」の言葉以外でてこないものだ。
そして、幸せ者は曽根崎先輩以外にもうひとり。泉と無事両想いになった和沙だ。このカップルもとても初々しく応援したくなってくる。
ぴったり7時半に家をでる約束をして、隣同士の家から一緒に登校するふたり。いつもと同じはずの通学路がなぜかキラキラして見える気さえする。恋したことある人ならば、同様の経験をしたこともあるのでは?
しかし、そんなキラキラカップルにも悩みはある。今まで幼馴染として近くにいたので、“次のステップ”に進むタイミングがつかめないのだ。
うれしいのに困るというこの息がつまるようなその緊張感が、このアニメからはあふれでている。ほんと、このふたりの最後まできちんと描き切ってほしい。恋愛漫画のエンディングの先の部分。みんないつかは体験する出来事。その葛藤とかを生々しく、だけどさわやかに描くことに今のところ成功している作品だと思う。
しかし、そんな二人の間に立ちはだかろうとしているのが新菜だ。泉への失恋とともに、あきらめないことを誓った新菜。そんな彼女がさっそく仕掛けてきた。
泉と再度電車に乗った新菜。電車が混んできたところで「痴漢がいる」と目の前の泉にラインを送る。そして「こうやってガードして」と自ら泉に自分のお尻を触らせるのだった。
相手は誰もが見惚れる美少女、新菜。こんなことされたらいくら彼女持ちでも一般的な高校生男子は一発KOだ! それどころか彼女のお尻を触れるとなれば、同性でも興奮するだs郎。
。
この新菜の体を張った作戦に、泉はどんな行動をとるのか。泉には漢を見せてもらいたい。
そして、ミロ先生が同僚の先生に恋していることを見抜いたひと葉もまた、体を張った作戦に出た。『一度でいいから抱いてほしい』と、無理やりミロ先生の車に乗ったのだった。パンツを脱いで。
この行動がミロ先生を本気にさせるのか。それともまたいなされて終わってしまうのか……。
それぞれが攻めの一手を仕掛けたが、その結果、最後に笑うのは誰なのか……。来週の展開に期待。
(文=三澤凛)
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