アニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』文化祭での告白は成功するのか? 涙なしでは見られない神回の第8話

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』文化祭での告白は成功するのか? 涙なしでは見られない神回の第8話の画像1『荒ぶる季節の乙女どもよ。』公式HPより

 【性】に振り回される女子高生たちの物語『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の第8話がオンエアされた

第8話「Legend of Love」
 文化祭当日、文芸部は朗読劇の準備に追われていた。
 先日の三枝とのやり取りを引きずっていた新菜は、泉にちょっかいをかける。
 泉とのやりとりの中で、新菜は自分の想いに気づいてしまう。
 一方、和紗は文化祭中に泉に告白する決心を固める。
 そして、朗読劇の幕が上がる。
 「あなたが好き……!」

 今回ラストで泣いた。最高かよこのアニメ。

 文化祭当日を迎えた和紗たち文芸部。色々な期待が高まる校内でそれぞれの心が大きく動いた文化祭であった。

 もーちんは微妙なアピールをしてくる杉本に怒り心頭。文化祭にまでやってきて友達には彼女のように紹介されイライラがたまり、ついに本人に「友達ですらない」と言ってやることに成功。無事心のモヤを取ることができる。

 ひと葉は自分の書いた文章に人が影響されていく様に感動を覚える。国語教師にも絶賛され、それを隣で聞いていたミロ先生も「彼女の書く文章はシンプルだけど力強い」とほめられ、心が揺れる。

 ミロ先生が好きな気持ちに拍車がかかり、告白しようかと踏み出す。し先生が別の先生と仲睦まじい様子を見てしまい踏みとどまってしまう。大人同士の関係の中に自分がどう介入するのか。高校生だったらそんなことも考えられずに飛び込んでしまいそうなものだけれど、つい考えすぎて二の足を踏んでしまう。そんなひと葉がかわいい。

 そして曽根崎先輩!!!! ここも泣きポイントだった。素直になれない先輩は木を隠すなら森の中作戦を決行しようと奔走していたが、目の前で他の女子と楽しそうに話す天城の姿を見て愕然とする。自分が彼女のはずなのに、恥ずかしいとか肉欲に負けたと認めるのが悔しいとか、そういった理由をつらつら並べていては、いつか素直に笑い合える女の子に取られてしまうと実感。

 キャンプファイヤーの前で、文芸部が朗読した伝説にのっとり、力強く天城の影を踏みつけ、多くの生徒が見ている前で曽根崎先輩は「あなたが好きです!」と大告白。天城は曽根崎先輩から一番欲しかった言葉を公衆の面前で言われ、あまりのうれしさに、キャンプファイヤーの人だかりの中、ふたりは抱き合うのだった。

 この曽根崎先輩の告白のおかげで、文芸部の伝説の信憑性が高まり告白が続出する。和紗も泉に告白することを心に決めて泉を探す。泉に当たって砕けてもいいから好意だけは伝えるんだと、意気込んでいた。

 それなのに。泉の口からでてきたのは、今和紗が泉に伝えようと思っていた言葉だった。「和紗が好きだ。」もうこの言葉が泉の口から出てきたときに叫んでしまった。泣けた。

 2組のカップルが爆誕した文芸部、彼氏持ちが出来た後彼女たちの性についての問題は変化していくのだろうか。
(文=三澤凛)

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