京アニ事件と吉本闇営業問題報道に“ご意見”多数 「BPO」には正論すぎる声ばかり……

BPO(放送倫理・番組向上機構)公式サイトより

 放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する第三者の機関・BPO(放送倫理・番組向上機構)が、「2019年7月に視聴者から寄せられた意見」を公式サイト上に公開している。

 寄せられた声は2,338件と、6月と比較して749件増加。番組名と放送局が特定されたものは1,489件(57局)と、全意見の半数以上が名指しの意見だったことがわかる。

 7月18日には京都アニメーションで放火事件が発生し、35人の犠牲者を出す大惨事となり連日事件に関する報道がなされていたが、今回の発表によれば、BPOにも事件を報じた番組への意見が多く寄せられたという。

 京アニをめぐる各局の報道については、当サイトでもお伝えした通りだが(参照記事1)(参照記事2)(参照記事3)、BPOでは、青葉真司容疑者が小学生の頃に書いた文集をわざわざ紹介する必要がるのかと、疑問を呈する声が紹介されていた。

 また、6月に引き続き、吉本興業所属芸人の闇営業問題を取りあげた番組への批判も多かったといい、『スッキリ』(日本テレビ系)で“退社宣言”を行った極楽とんぼ・加藤浩次に「公共の電波を使って行うものではない」という苦言や、そもそも、反社会的組織との繋がりが許されるものではなく、関係の追求や遮断が問題であると指摘する意見が寄せられている。確かに、いずれもしごく真っ当な意見だ。

 吉本問題については、加藤の提案により吉本側が「専属エージェント契約」を導入する方針であることが明らかになったほか、特詐欺グループから金銭を受け取ったとして謹慎処分となった芸人13人のうち、宮迫博之、田村亮を除く11人が今月19日から復帰することが明かされたが、肝心の反社組織との関係の遮断については具体的な進展はないままだ。

 このままでは世間の怒りは収まらないだろう。

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