【京アニ爆発火災】「どうかしてる」テレ朝の“バリサク”報道で思わぬ風評被害 玉川徹氏の「特殊」発言も炎上

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京都アニメーション公式サイトより

 アニメ制作会社・京都アニメーションを襲った放火火災。多くの犠牲者が出たこの凶悪事件は、国内のみならず海外メディアでも大きく報道されている。                                         

 事件から一夜明けた19日、朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、特集を組んで京都アニメーションと犯人の関連性について報じたが、その内容に視聴者から批判や苦情が殺到している。

 番組では、犯人は列車の写真を撮影する鉄道マニア、いわゆる“撮り鉄”で、過去に「バリバリ順光でサクっとバリバリ」という自作のキャッチコピーをネット上に度々投稿しており、界隈では「バリサク君」として名が知られていた人物だと報道。京アニが製作した高校吹奏楽部が舞台のアニメ『響け!ユーフォニアム』の作中で、バリトンサックスを略した「バリサク」という言葉が使われていたことから、「バリサク」のフレーズが盗まれたと感じ犯行に及んだのではないかと犯行動機を分析した。

 しかしこれは、ネットの匿名掲示板への書き込みを元にしたものであり、真偽不明の不確定な情報に過ぎない。地元の京都新聞では、犯人が身柄を確保された際「小説を盗んだから放火した」という趣旨の話をしていたことも明かされているため、『羽鳥慎一モーニングショー』の分析は、事実とは言い難い、信憑性に欠ける 根拠のない報道といえるだろう。

 ネット上でも、「バリサクの件はテレビで流しちゃいかんでしょ」「不確定情報なのに堂々と放送するテレ朝どうかしてる」「確定情報を報道しろよ」「バリサクへの風評被害だよ……」「ユーフォ関係ないから デマ広げるのやめてくれ」などと批判の声が殺到している。さらに、番組のレギュラーコメンテーターである玉川徹氏が「動機を解明したらこういう特殊な世界を趣味にしている人たちからしたら理解できるものになっちゃうのかな」と、“アニメファン=特殊”と捉えかねない発言をしたことも、アニメファンから反感を買う要因のひとつになっているようだ。

 なお、今回の事件を受けて日本アニメーション協会は公式Twitterで「非常に大きな事件ですので、各所機関におかれましては慎重かつ冷静な報道をお願いいたします」とコメントを発表している。

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