京都アニメーション放火事件は過去最大の放火事件になってしまうのか 「10人死亡か」と報じるメディアも

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　7月18日、『けいおん！』や『涼宮ハルヒの憂鬱』などで知られるアニメ制作会社・京都アニメーションに爆発を伴う火災が発生した。報道によれば、けが人や死亡者が複数確認されている。

　火災があったのは、京都市伏見区にある第1スタジオ。ここに40代の男が侵入し、ガソリンのような液体を撒き、火をつけたという。Twitterでは、近隣住民が火災の様子を収めた動画や写真が投稿されており、それらを見るとスタジオから炎と黒煙が上がっているのが確認できる。報道によれば、男は「死ね」と叫びながら液体を撒いていたという。

　死亡者が10人を超えたと報じるメディアもあり、これまで日本で発生した放火事件において、過去最大級の被害に及ぶ可能性がある。また、男がガソリンのような液体を撒いたという点で、ネット上では2003年に発生した「名古屋立てこもり放火事件」を思い出す声も多い。

　名古屋立てこもり放火事件では、運送会社の賃金不払いに抗議した男が会社のあるビルに刃物とポリ容器を持って侵入。人質を一部解放した一方、室内にガソリンを撒いた。その後、警察の説得むなしく、犯人はガソリンに火をつけ自爆。結果、加害者を含める3名が死亡している。

　当時の事件の様子を収めたカメラには、ビルの一室が物凄い勢いで爆発し、炎が上がる様子が映されているが、同様のことが京アニのスタジオでも起こっていたのだろうか。事件の全容が解明されることを願いたい。