第2話レビュー

『炎炎ノ消防隊』犬猿の腐れ縁がひとつ屋根の下? こいつは薄い本の匂いがする!

 灼熱のバトルファンタジー『炎炎ノ消防隊』。第弐話がオンエアされた 。

第弐話 消防官の心
 第8特殊消防隊の新人隊員はシンラだけではなかった。新たに配属されて来た新人は、なんとシンラの訓練校からのライバル、自称・騎士王のアーサーだった。シンラとアーサーはケンカばかりしながらも、オウビ、ヒナワ、マキから消防官としての知識・強さを学んでいく。 しかし、そんな中、舞い込んだ緊急出動の現場で”焰ビト”の鎮魂という特殊消防隊の使命に必要なものは、知識や強さだけではないことを二人は知ることになる――。

 今回はシンラに続いて新しい隊員・アーサーの入隊エピソード。自称・騎士王アーサー。作者都合で付けられた名前なのは百も承知だが、彼は自分の名前がアーサーだから騎士を目指したのだろうか。全然違う名前だったら騎士道は目指さなかったのだろうか。”鶏が先か、卵が先か”みたいな問いになるが、キャラクターの名前は結局のところ後付けだから、名前がキャラクターの性格まで定義付けてしまうと気になってしまう。

 そんな騎士道に溢れるアーサー。元々シンラとは訓練校時代からの知り合いで、その当時から反りが合わない。今回も出会った瞬間からケンカが続く。そして、彼もシンラと同じく第三世代の能力者。自らの力で炎を生み出せる能力を持っている。

 この第三・第二…などの違いは何だろうと思っていたら第8特殊消防隊の茉希は第二世代で、自身で発火が出来ずに、マッチなどを用いないと火が出せないとのこと。この茉希が、血気盛んな第三世代ふたりの力を見るための相手役として選ばれる。女性であり自身で火も起こせない相手として大丈夫かと思いきや、彼女は元軍人で人間をつぶす方法なら心得ているとのこと……。え、茉希は何歳設定なのだ? とにかくまだまだ実戦経験の足りないシンラもアーサーも、簡単にあしらわれてしまう。

 戦い方もそれぞれのようだ。茉希は火に人に「プスプス」という人格を与えて操ることができる。そのプスプスが何気にかわいい。本人の人格が多少なりとも、反映されていたりするのだろうか。

 この闘いで見せたアーサーの武器は、刀身のない剣の絵。ここに自身の能力で、プラズマを発生して戦うという特殊なものだ。戦闘でも騎士スタイルを貫くアーサー。戦うときに髪を結ぶのは、前髪が邪魔なのだろうか。そこも騎士的な何かが関わっているのだろうか。甲冑の兜についてる房イメージとかなのか。

 アーサーが入隊してすぐに緊急出動が入った。そう、焔ビトが現れたのだ。初現場に赴くアーサー、二度目のシンラ。しかし彼らが現場に入る前から檄が飛ぶ。彼らの武器は誰の目にも止まるように所持されていた。焔ビトは一般人が望まない形でそうなってしまう。そしてその家族は納得の出来ないままに彼らに依頼を出し、鎮魂してもらうこととなる。鎮魂=死だ。

 その命を奪う武器を遺族にも見える形で所持することは、あってはならないのだ。特殊消防隊を聖職者と勘違いし、焔ビトの鎮魂に快感を得るものがいたりするらしいが、自分が命を奪うということを忘れてしまってはいけないと改めて教えられたふたり。

 今回の焔ビトとなった人物の行動なども踏まえ、まだまだ自覚も勉強も足りないことを痛感したふたりは、事件解決後も物思いにふける。あんなに犬猿の仲なのを見せつけたのに、新人ふたりは同部屋で二段ベッドに寝かせられてるのを見るとつい笑ってしまう。しかし、ふたりはなんだかんだ仲がいいのと思わせるやりとりを見せた。同室でケンカばっかりしてる腐れ縁って、薄い本にするには最高のシチュエーションだ。同じ土俵に立ち、これから切磋琢磨していく仲間として、今後仲も深まっていくのではないだろうか。

 番組終了後に声優ふたりのトークコーナーが付随してくるのだが、声優が前面に出てくると作品自体を純粋に楽しめなくなるうえに、声優頼りで中身に自身のないアニメだと自らアピールしているように見えて、心底がっかりする。声優が出てきて喜ぶのは一握りだと思うのだが、どうなのだろう。
(文=三澤凛)

炎炎ノ消防隊

炎炎ノ消防隊

異能力ものってことで・・・

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