第1話レビュー

『7SEEDS』近未来サバイバルストーリーの歴史的大作がついにNetflixでアニメ化!圧倒的なクオリティの神アニメの予感?

 田村由美原作の傑作漫画『7SEEDS』がアニメ化された。しかも普通の放送ではなく、Netflixで全世界同時配信という形でだ。歴史的大作と呼ばれるこの漫画、世界での評価はどのようになるのか?

 少女ナツが目を覚ますと、辺りは海。

 突然荒れ狂う海に放り出された彼女は、嵐と蟬丸、牡丹と共に島へと辿り着く。

 その島には未開のジャングルが広がり、巨大化した植物や、

 凶暴化した動物や昆虫に次々と襲われ、死と隣り合わせのサバイバル生活へと放り込まれる。

 歴史的大作と呼ばれているにも関わらず、原作は未読だ。何も知らない状態でアニメを楽しもうと思う。

 主人公と思われる少女ナツが目を覚ますと知らない天井……。外に出ればそこは嵐。なんだこれ? 知らない人たちにせかされるように海に出て、島にたどり着く。

 ここまで何の説明もないままナツと一緒に頭を「??」でいっぱいにしながら見進める。

 ナレーションでは「目覚めたとき、君たちは天国にいるかもしれない地獄にいるかもしれない。どちらにせよ、たくましく生き延びてくれることを願う。」となんとも不吉なことが言われている。

 いったいここはどこなのか? なんでこんなところに自分がいるのか…‥? 見るからにオドオドとしたナツは、自分から誰かも質問をすることもできず、突然のサバイバル生活に役立つこともできずに、ただびくびくとしている。

 一緒に島にあがった蝉丸、嵐、牡丹に指示されるままに行動する。嵐は絵に描いたような良い人でそんなナツにも優しく手を貸してくれるが、蝉丸は自身を「いじめっ子」といい、いじめられっ子属性のナツにもちょっかいを出す。そして誰よりもテキパキと状況を把握し行動をする牡丹にも、言われたことしかしようとしない、自分の頭で考えない行動を叱られてしまう。

 牡丹や蝉丸の苛立ちも分からないではないが、こんな突然の状況で引っ込み思案な子が置かれたらこうなってしまうのも無理はない気が‥…。でもずっとこんな感じだとさすがに何かいいたくもなるのは理解できる。自分も大変なときに寄りかかられるだけってかなりきつい。これからこういった小競り合いはずっと続くのだろう。

 牡丹と蝉丸のやり取りで、どちらも何かを知っているようである。 一体ここはどこなのか。どういった状況なのだろうか。

 そんな中、突然場面は変わり走って多くの虫から逃げる花の姿が映される。逃げ切った末に水場を見つけ汲んでいると、また別の虫が襲ってくる。仲間が間一髪助けに来てくれて事なきをえる花。このメンバーはナツたちとはまた別のグループのようだ。人数も多い。知り合って2週間がたち、海辺を陣地として行動しているらしい。

 グループのリーダーを名乗る柳はメンバーを暴力で統治しようとするタイプ。周りも不満を持っているが、手を出されたら文句を言えず従っているように見受けられる。ワンマンタイプのリーダー柳に、花もおれずに意見を言ったり行動したりする。ナツとは全然違うタイプだ。どんなに対立していても、柳がピンチに陥れば助けにいこうとする姿などは、誰からも信頼される人なのだと感じる。

 ナツのグループと花のグループ、このふたつは同時期の様子を見せられているのだろうか。同じような状況にあったこのふたつのグループとはまた違ったグループがいるのだろうか。この島は一体……?

 謎ばかりの第1話。『歴史的』と言われるほどの大作の、まだたった1話。ナツ同様に分からないことだらけだが、ここから壮大なストーリーが続いていると思うとワクワクする。
(文=三澤凛)

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