『サクラクエスト』3話 町の発展とか正直どうでもいい、住む権利はあるけど、盛り上げる義務はないでしょ

――都会での仕事に憧れる20歳女子。就活全滅、限界集落寸前の田舎のよくわかんない独立王国の王様に就任させられて、気持ち悪いご当地キャラアピール。女の子たちがお酒を飲むシーン大好きなたまごまごが、『サクラクエスト』全話レビューお届けします。*ここまでのレビュー

『サクラクエスト』3話 町の発展とか正直どうでもいい、住む権利はあるけど、盛り上げる義務はないでしょの画像1『サクラクエスト』公式サイトより

第3話『マンドレイクの叫び』国王、相手にされない

 勘違いからで、田舎の町の国王にさせられた木春由乃(こはる・よしの/演:七瀬彩夏)。東京に帰るための、最初の試練として饅頭1,000個の販売に挑戦するものの、失敗。だがその時他の人と協力して動いていたことがちょっと楽しかったこともあり、仕事を継続することに。

 次の仕事は、ぬるキャラ・チュパカブラくんのアピール。町の人に話を聞きながら、どう盛り上げるか考えるものの、町の人のテンションは想像を遥かに下回っており、誰も町おこしに興味がない。
 ぬるキャラ選手権に登壇した際、彼女は決意をマイクの前で叫んだ。

■由乃30社落ちの片鱗

 前半は由乃があまりにも町の人に相手にされないもんだから、見ていてつらい。でも正直、由乃の質問は、中身がなさすぎる。
「間野山のどこが好きですか?」「間野山を変えるとしたらどんな町がいいと思いますか?」「何かこの町をこうしたいとか、こんな風に変えるとか、希望があれば」「カブラに対する熱い思いを聞かせてください!」

 あまりにも抽象的すぎて、答えようがないよ!
 自分の住む町が「好き」かどうかなんて、考えて暮らす人はそんなにいないもの。この質問をして、町が嫌いな人がいたらどうするんだろう。

 由乃は熱心だし、思い切って頑張る子。だけど現時点で、「言葉に具体性がない」「テンプレート」という欠点がある。
 今回も30社就活失敗したネタを持ち出されている。その原因の一つが、テンプレが口から出てしまうからなのだろう。
 国王として質問してまわった人たちも、紋切り型すぎる問いに「よくいるよそ者」だと思わざるをえない。
 門田丑松(かどた・うしまつ/演:斧アツシ)の「資料なんぞ読んだところで何一つ身に使わんわ!」というのは、由乃タイプの人間には刺さる。

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