演じ手と作り手が語るドラマ『コードネームミラージュ』の魅力――主演・桐山漣&原作・広井王子インタビュー!

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―― 『コードネームミラージュ』に限らず、“ハードボイルド”作品は、国内外で数多く制作されてきました。

広井 やっぱ海外の作品はすごいですからね。そこに並ぶのは大変だけど、目指していくことはできると思います。そのスタートを切れるといいなと思いますけど。

―― 主人公が悪人を殺すって作品は、日本だと時代劇で『必殺仕事人』とかがあったり、マンガでは『ゴルゴ13』があったりしますが、それともティストが違いますよね。

広井 そうですね。日本には銃がないし、スパイというものが基本的には機能していないので、日本が舞台だとやりにくいんですよ。だからそれを正当化するために公安を使ったりとか、その後ろに特殊部隊がいるっていう設定を作ったんです。そのほうが現代に合うかなって思っていて。

 ちょうど今、何となく世の中に、あぶない時代になってきているという雰囲気になってきて、そういった空気感を本作で上手く捉えることができたかなと思います。原案を書き始めた頃は、まだそうでもなかったのですが。

―― 脚本を読ませていただいたんですけど、「これを地上波でやるのか」と。桐山さんどう感じていますか?

桐山 あまりそこは意識していません。僕のやるべきことはミラージュを演じることであり、スタッフとキャストを引っ張って作品を作っていくことだと思っているので。この作品はオリジナルで決まった原作があるわけではないですから、僕らの演じ方次第でどうとでも変わっていく、物語がどうとでも転がる楽しみもあると思います。近年マンガやアニメなど(を原作とした)の実写化多い中で、こういったオリジナル作品に出会えることはなかなかないですし、貴重なことだと思うし、とても夢に満ちた作品だなと感じています。

―― しかも30分25話で、オリジナルっていうドラマは、すごく挑戦的だと思います。

広井 そうですよね。本当に。

―― また放送されるテレビ東京の金曜深夜枠は、これまでに数々の話題作が生まれてきた枠です。そういった枠で放送されるプレッシャーや、逆に意気込みなどはあったりしますか?

桐山 そうですね。僕は撮影に入る前、スタッフや作り手のみなさんとお話させていただいて、その意思もしっかり理解しましたし。『コードネームミラージュ』は、あんまりドラマっぽくないんですよね。ドラマなんだけど……なんて言うんですかね。どこか映画っぽいというか、トレーラー見ても「これ映画の予告ですか?」みたいな。

―― TVドラマの特報で、あんなに画面に黒が多い作品は珍しいですよね。

桐山 結構ダークさを全面に押し出していますよね。

広井 基本的に殺し場ですからね。明るいところでやらないですから。

―― 最近は時代劇でも明るいのに、男らしく暗くしているのが印象的でした。

広井 それはもう最初から、みんなの意思統一で「暗い画面でやろう」って。ダークなことやろうって。

桐山 そういう盛り上がりは現場でも感じましたし、監督だったり、プロデューサーさんと話をする中で固まっていきました。これからさらに固まっていくと思うんですが、自分の想いとしては、そういう異色感のあるドラマでありたいと。もちろん日本もですけど、日本だけじゃなくて海外の人にもすごいなと思っていただける作品に育てていきたいなと思っているので、僕らも成長していかないといけないですし、見ているかたも好きになってもらって、視聴者のみなさんにも『コードネームミラージュ』を育ててもらえるような作品になれればと思います。

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これとは違う桐山漣が楽しみ

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