トラウマ回ついに! “規制なし”グロ描写に力入れ過ぎ! 地上波放送よくできたよな、と思った『CHAOS;CHILD』第7話

 まさかの展開に、橘結衣を探しに駆け出す宮代拓留。モノトーンで描かれる演出からは、緊迫感が伝わってくる。そして、辿り着いた先に見えたのは、人型に並べられたプレゼントボックス……。規制なしで、カオチャのトラウマ、描かれちゃいました。

 形をなす箱の一つひとつに、身体の該当部分が入っているのだと理解すると、何ともエグい。アニメで動く絵としてみると、グロさが増している。あまりの衝撃に、感情が追いついていかない宮代拓留や来栖乃々の姿も見ているのが辛い。

1702_CHAOS_CHILD07_.jpgゲームの特典にプレゼントボックスを付ける根性よ……!(『CHAOS;CHILD』限定版

 愛していた南沢泉里を見捨てた宮代拓留への復讐だと伊藤真二は言う。それが本当だったら、まだ彼はサイコパスだったということで分かる。しかし、この悲劇は、何者かにそのように思考を誘導された親友の手によって起こされたものだから、見る者にさらなる精神的なダメージを与えるんだよな。思考誘導の影響によって錯乱する伊藤真二の描写も、グロさに気合いが入り過ぎていて目を背けたくなるほどだ。

 一方、「あなたは誰! 私たちをあざ笑っているのは誰?」と天を見上げ、涙を流しながらも力強く叫ぶ来栖乃々。「伊藤君は泉里のことなんて知らない! 泉里はあなたなんて絶対に知らない!」と、この場で自信を持って言い切れる彼女もまた切ない。ゲーム1周目だと分からなかったけど、彼女の事情を知っている状態で見ると、やり切れない思いが募る。

 とにかく、「悲しい」というひと言に尽きる回だ。さすがに、原作で追い討ちをかけた、押し掛けたマスゴミに無情に撮影されるというシーンは、カットされていた。

 ただ、ひと言、この回に言いたいことがある。それは、橘結衣が殺された理由だ。一連の事件はすべて、能力者がターゲットにされているという共通点があったが、アニメでは橘結衣にもその力があることが明かされていなかった。これでは、なぜ「ニュージェネレーションの狂気の再来」で橘結衣が狙われなければならなかったのかが分からない(特に、杯田理子に狙われたことの説明がつかない)。そこがうやむやになってしまうのは、今回の出来がいいだけに少し残念だ。

 ともあれ、ここからは、前半に飛ばしてきた分、しっかりと描いていってほしいと思う。
(文/桜井飛鳥)

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