おっぱい控えめハニーじゃダメですか(涙)。アンドロイド感高めの西内まりや主演『CUTIE HONEY -TEARS-』

 記者として働く早見青児(三浦貴大)は、下層階に住んでいた少年時代に、空から降ってくる美女に出会った。その美女こそが如月博士(岩城滉一)が開発した究極の女性型アンドロイド・如月瞳(西内まりや)だった。『未来少年コナン』に続いて、みんなが大好きな『天空の城ラピュタ』(86年)を彷彿させる序盤である。もう一度、彼女に逢いたい。そんな想いで高層タワー内を自由に行き来できる記者になった早見。だが、姿を消した如月瞳を追っているのは早見だけではなかった。高層タワーをコントロールする冷酷なアンドロイドのジル(石田ニコル)もまた、「空中元素固定装置」を内蔵した瞳の行方を追っていた。瞳とジルとの戦いに、ジルの圧政に抵抗する下層階のレジスタンス・浦木(高岡奏輔)らが絡んでいく。

 これまでの実写版『キューティーハニー』は、ハニー女優の魅力をどれだけ引き出せるかに特化した内容になっていた。今回の新作では西内まりやのオシャレメンターぶりを嫌というほど見せつけられるのかと思いきや、かなりシリアスなSFドラマとして展開していく。人間と同様の感情を有する瞳は、自分と関わった人間はみんな不幸になると思い込み、早見たちから距離を置こうとする。今までの頭のネジが抜け落ちているようなノー天気キャラだったハニーとは180度異なる、意識高い系ヒロインとなっている。普通の人間である早見は、ジルたちの襲撃に巻き込まれる度にボロボロになるが、それでもようやく再会できた瞳から離れようとしない。昔から年をとらずにいる瞳は非人間=アンドロイドだと早見は気づく。それでも特ダネとしてのネタ以上の魅力を、瞳は感じさせる。やがて瞳と早見の関係は、生身の男女の恋愛関係ともコンピューターとプログラマーとの関係とも異なる奇妙なものへと育っていく。

1609_cutiehoney03.jpgハニーの相棒役は、ヘタレ記者の早見(三浦貴大)。危険な目に遭いながらも、どこまでもハニーを追い続ける。

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