ランカーはマメに大作を投稿していた!ウサ耳がギンギンに立つpixiv必勝法

 話は逸れるが、「二次創作同人作家」と「原作作品」の相性もあると思う。ある作品Aの二次創作で活動していた同人作家Bが、そのときは最高にキレッキレで出す作品が悉く神っていたのに、別作品Cに活動のジャンルを移したとたん「あれ、Bさん、Aのジャンルだったときより神ってない」と、読者として思うケースがたまにある。ジャンルと同人作家の相性が抜群で、さらにそれが旬ジャンルだったという幸福なフュージョンを果たしているときの同人作家のきらめきは絶頂期のアイドルのようだ。一方「この作家さん、このジャンルそろそろ飽きてきてあっちのジャンルに移りたいんだろうな」というのも恐ろしいが読者には結構伝わる。作品だけでもわかるのに、ましてや今はtwitterがあるのだ。

■初動が大切。速やかにたどり着きたい「50users入り」

 pixivは有料プランで、自分の書いた作品が読者からどのように検索されたか調べるアクセス解析機能があるため、自作の状況も調べてみた。私がこれまで投稿した小説は、同じジャンルであっても、ブックマーク数は100以上のものから、10に届かないものもあり安定していない。新作を投稿したところブックマーク数は50を超え堅調な出だしとなった。

 私が読者の立場でいいなと思う二次創作に当たったときは、その投稿者の同ジャンルの過去作品は全て読む。しかしpixivのアクセス解析を見ると新作のブックマーク数が50を超えた際に「ブックマーク数がもともと100を超えていた旧作」は閲覧数もブックマーク数も伸びたが、「ブックマーク数がもともと10に届かない旧作」は閲覧数すらさほど伸びなかった。最初に伸びなかった作品は、同ジャンルの新作が伸びたところで伸びない。伸びる作品はより伸び、伸びない作品は停滞したままになる。イケてるグループとそうでないグループがあったら、イケてる方に目がいってしまうのが人情というもので、仕方がないだろう。

 伸びる作品がより伸びる要因として、pixivの「タグ」機能がある。pixivで投稿した作品には、投稿者、読者双方からタグがつけられる。タグは読み手が作品を探すときのガイドとして使われ、二次創作の場合は作品名やキャラクター名などがつけられることが多い。「『桃太郎』の二次創作であり、鬼とおじいさんが主に出てくる」作品を書いた場合は、タグに「桃太郎」「鬼」「おじいさん」とつけるのは読んでもらうための基本であり、多くの人が普通に行っている。

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