ランカーはマメに大作を投稿していた!ウサ耳がギンギンに立つpixiv必勝法

 小説の場合「twitterをすること」よりも、投稿作品の人気につながったのは「頻繁に投稿すること」だった。上位ランカーが、同じジャンルの二次創作をすでに何作書いていたか調べてみた。

【調査】上位ランカー50名は、同じジャンルの二次創作を過去に何作書いているか?
【結果】
10作以上 31人(62%)
8~9作  3人( 6%)
6~7作  4人( 8%)
3~5作  4人( 8%)
2作    4人( 8%)
1作    2人( 4%)
その他  2人( 4%)

 同じジャンルで多くの作品を投稿するほど、上位ランカーになりやすい傾向が見える。同じジャンルで安定したヒットを続ければ「このジャンルの二次創作と言えば●●さん」というブランド力が徐々についてくる。一作でブランドは築けないだろう。神に近道はない。なお、最後の「その他」はお互いに承認しあったユーザーのみに作品を公開する「マイピク」機能を使ったケースになり、作品の本数を測定できなかったケースになる。

 次に、同じジャンルで10作以上書いている31名のランカーたちが、今から「10作前」の作品をいつ書いたかも調べてみた。

【調査】10作以上同じジャンルで書いているランカー31人は10作前の作品をいつ書いたか?
【結果】
1カ月未満  10人(32%。3日に1作)
2カ月前   11人(35%。6日に1作)
3カ月前    3人(10%。9日に1作)
4~9カ月前  5人(16%)
10カ月より前 2人(6%)

 ランカーは多作な上に、筆が速い。一番多かった「10作品を2カ月で投稿」は、単純計算すれば6日に1作投稿していることになり、「週刊」よりもハイペースだ。1カ月で10作書いている人も32%いる。

 趣味なのだから結局は個人の好きにすればいいのだが、「pixivランカーになり、期待の声に押され満を持してのオフラインイベントデビュー。自スペースには長蛇の列で午前中には“完売はわわ”のつぶやきをかまし、差し入れのお菓子とお手紙にうれしい悲鳴。同じジャンルのイケてる神作家とはソウルメイトで、二人で焼肉アフターをし、その様子ももちろん写真つきでつぶやきたい」という野心があるのならば、「渾身の1作を数カ月に1回投稿する」よりも「週1でしっかり塁に出る」方が努力の方向性として正しい。大体作者にとっての渾身の一作が、読者にとって震えるような一作になるかどうかなどわからないのだ。

 50人のランカーを見ると、安定してどの作品も1000人以上の人からブックマーク(※pixivの代表的な人気指標。ブラウザのブックマークと同じで「しおり」の機能になる)がつけられている打率の高いランカーもいれば、同じジャンルで書いていても、作品によってブックマーク数が大きく変動するランカーもいて様々だった。また、何より二次創作は「原作の人気」に大きく左右される。それまでいた斜陽気味のジャンルから旬のジャンルに移りブックマークが2桁変わる(2桁→4桁)ケースもいくつか見られた。二次創作のため何のジャンルかの記載は控えるが、やはり旬のジャンルが9割以上だった。

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