サンフランシスコ沿岸地区で開店予定の新しいレストランが、求人情報サイトでオープニングスタッフを募集しているのだが、飲食店の求人なのに「仕事内容がわかりにくい」と話題だ。いったいどんなレストランなのか?
■“ハンバーガーロボット”レストランが登場
サンフランシスコの湾岸商業地区・サウスビーチにオープン予定のハンバーガーレストランが、求人サイトで従業員を募集している。募集している職種は“ゼネラリスト”ということで、調理スタッフでもなければ接客スタッフでもないようだ。どんな仕事内容なのかと求人情報をじっくり読んでみると、“自発性”や“独学で学ぶ意欲”などが応募要件として記されていて、読むほどにますますわかりにくくなっているのだが……。
実はこのレストラン、2012年に全自動ハンバーガー製造機を開発したロボット開発会社「Momentum Machines」が運営する最初のハンバーガーレストランなのだ。ということはもちろん、このレストランには同社が開発した全自動ハンバーガー製造機が導入されるであろうことは想像に難くない。
リクエストに応じてパテをブレンドし、焼き上げるのはもちろん具材を順番にサンドにする工程に続き、包装まで完全に自動化されたこの製造機は、まさに“ハンバーガーロボット”と呼べるマシンで、1時間に360~400個のハンバーガーを作ることができるということだ。したがって調理スタッフは必要なく、“ゼネラリスト”の仕事としては具材や包装紙の補充や、機器のメンテナンス、清掃などが主な仕事になるということだろう。あとはセルフサービスの食事スペースを定期的に清掃するくらいだろうか。
注文や支払いが無人化されるのかどうかは、この求人情報からはわからないが、すでにサンフランシスコでは自然食レストラン「Eatsa」がタッチパネルによる自動注文システムを導入していることから、このレストランでもじゅうぶんに有り得そうだ。となれば、注文から調理までが自動化された初の“ロボットレストラン”ということになる。
「Techinsider」の記事によれば、この“ハンバーガーロボット”を導入することで同規模の店舗よりも年間9万ドル(約900万円)の経費削減に繋がるということだ。オープンの日時はまだ発表されていないようだが、飲食店関係のみならず広い分野からの関心を集めるレストランであることは間違いないだろう。
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