【最新研究】ロボットのお尻にドキドキ!? すでに我々はロボットを“モノ”として見ていない事実が判明!

【最新研究】ロボットのお尻にドキドキ!? すでに我々はロボットをモノとして見ていない事実が判明!の画像1「Mark1」紹介動画より。

 今後ますます深まるといわれている人間とロボットとの関係――。一部では究極のアダルトグッズともいえる、“セックスロボット”の開発も着々と進められているのだが、その気があってもなくても、ロボットのボディに触れる行為は人間に少なからぬ“ドキドキ感”をもたらしているという。どうやら我々の多くはすでに、ロボットを単なる“モノ”として見ていないようである。

■人間はロボットのお尻を“ドキドキ”しながら触っていた

 米カリフォルニア州・スタンフォード大学から先頃発表された研究によれば、人間はロボットのボディに触れる際に、“特別な感情”を抱いていることが示唆されることになった。親密な関係になった、好意を寄せる人物の身体に触れる際に比べればささやかなものだろうが、それでも人間は人型ロボットに触る際にはそれなりの“ドキドキ感”を伴っているというのである。

 実験参加者には、解剖学とロボットに関する研究であると称して、小型の人型ロボット(NAO)のボディのいろいろな部分を指差したり、触れてもらう実験が課された。実験参加者は利き手でないほうの手に皮膚電気反応(EDR)を計測する機器を握らせ、ロボットの指示に従って13カ所のボディパーツを指さしたり、触ってもらったのだ。

 触る13カ所の中には、お尻や下腹部といった社会的“侵入禁止”の部分も含まれている。例えば「お尻を触って!」とロボットからリクエストされた参加者は、大抵の場合はためらいを見せ、実際にお尻を触るときは手や足といった他の部分よりも、“手に汗握る”状態で触っていたということだ。もちろん他人の身体を触る場合でも、大半の成人はこのような反応を引き起すのはよくよくご存知だと思うが(!?)、この点に関しては我々はすでにロボットを人間と同一視していることになる。

実験紹介動画 「GeoBeats News」より

 そしてもちろんこれは人型ロボットの対人折衝能力とビジュアル面での人間らしさが向上することで、ますます同一視は強まってくるだろう。

「人間は人型ロボットを人間と同じように扱う傾向があるのです。おそらく今後ロボットは“人間っぽいもの”という以上の存在として見られるようになるでしょう」と、研究を主導した博士過程学生であるジェイミー・リー氏は「Washington Post」の記事で言及している。今まさにホットな話題である人工知能やロボットは、世の様々な反応を引き起こしてはいるが、すでに我々人間の側に図らずとも“人として扱う”用意ができていることが明らかになったとも言えそうだ。その意味で“セックスロボット”の登場はごく当たり前の出来事なのかもしれない。

■自分だけのスカーレット・ヨハンソンを製作

 一方、人に似ているロボット、しかも大好きな人に似ているロボットを作るべく、1年半もの歳月と5万ドル(約544万円)を費やした男性の夢がついに実現したようだ。

 香港在住の製品デザイナー、リッキー・マー氏(42歳)は、ハリウッド女優のスカーレット・ヨハンソン好きが高じて、なんと彼女の等身大のロボットを自らの手で作り上げたのである。スカーレットの大ファンであるのはもちろん、マー氏には子どもの頃からロボットが好きだったということだ。

「子どものころからロボットが好きで、大人になった今、とにかくロボットが作りたくなったんだ。そして自分勝手に見よう見まねにロボット作りをはじめたんだけど、周りのみんなはボクがおかしくなんたんじゃないかと思ったみたいだ」(リッキー・マー氏)

「Mark 1」紹介動画 「GeoBeats News」より

 開発に5万ドルもの大金を投じたマー氏は、3Dプリンタを駆使して全身のパーツを設計し、肝心の顔もシリコンで何度もデザインを繰り返して完成に漕ぎつけたこのロボットだが、試作機1号ということで単純に「Mark 1」と名づけられた。

「君はとても可愛いね!」とお世辞(!?)を言われたMark 1は「サンキュー!」とウインクしながら返答している。その手は人間の指の関節が完全に再現されており、指を折って数を数えることができる。その名の通りまだ試作機であるが、ゆくゆくはクラウドファンディングでプロジェクトを立ち上げて出資を募りたいとマ、ー氏は考えている。人間とロボットがますます“親密”になりそうな話題が続いているのは確かなようだ。
(文/仲田しんじ)

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肖像権とか、大丈夫なのかしら

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