江戸東京博物館で6月19日まで開催中!「2016年 NHK大河ドラマ特別展 真田丸」へ行ってみた

 さて館内は撮影できないので、文章だけでの説明になってしまうが、展示は「プロローグ:真田信繁」「第1章 武田と真田」「第2章 第一次上田合戦から小田原合戦」「第3章 関ヶ原合戦と真田」「第4章 真田家と桃山文化」「第5章 大坂冬の陣・夏の陣」「エピローグ 信繁から幸村へ」と、ほぼ年代順に構成された全7章となっている。

 六連銭の家紋が描かれた旗指物、ちょっと珍しいまるで西洋の甲冑のような「頭成兜」や大槍、刀剣といったカッチョいい展示もあれば、真田氏の出自の説明や、檀家を務めていた長野県・山家神社からの展示、四阿山信仰にまつわる展示物などが多いのは好印象。

 武田信玄、晴信、勝頼の自画像など、珍しいものも多かったが、うれしいのは昌幸、信幸、信繁の書状がたんまりと展示されていること。信繁の優しい感じの筆跡を見ることができたのは感慨深い。

 さらに、作中でも登場した上田城築城に関連する上田古図や、「黙れ小童!」が聞けなくなって寂しい、西村雅彦が演じていた室賀正武の弟宛に送られたという、徳川家康の自筆による“本領安堵”に触れた自筆の書状も。ドラマ『真田丸』を見ていると、より楽しめることは間違いないだろう。

 また、一緒に行ってくれる人がいない、一人は寂しいという人も、「音声ガイド」があれば大丈夫。草刈正雄の渋くてダンディな声がいい感じだし、合戦にまつわる展示物では『真田丸』のBGM「メインテーマ」「激戦」が仕込まれていたりして、見ていて熱くなるものがあった。解説ナレーターを、有働さんがやっていたらもっと良かったのに……。

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 オリジナルグッズの販売もあるし、展示物は時期によって少しずつ変更していくそうなので、リピーターになってみても楽しめそうだ。連休後半、特に予定がないという方は、検討してみてはどうだろうか。
(文・撮影/馬場ゆうすけ)

1605_sanada04.jpgなお、館内にあるレストランでは、信州名物「山賊焼き」をアレンジしたコラボメニューも
真田三代 上 (文春文庫)

真田三代 上 (文春文庫)

九度山編を思うと、今からもう寂しい…

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