有田シュンのオタク訪問【第2回】

横浜DeNAベイスターズを「レスキュー!!」する期待のオタクルーキー・野川拓斗投手のツインテール愛、そして野球愛‼

■目標は、やはり野球で実績を上げること……! 胸に秘める熱い思いとは

──初音ミクのぬいぐるみと一緒に入寮したのがニュースになりましたが、その後、一軍キャンプに参加した際、オタク趣味を封印したそうですね。それは、趣味のものがあると、野球に集中できないということでしょうか?

野川 うーん……。オタク趣味が珍しいせいかもしれませんが、そういった報道を見ると、自分が思ったよりも大きく世間に受け止められてしまったという感じがありますね。ネットなんかでも、自分のオタク趣味が話題になったりもしているみたいですが、それも特に気にはしていません。ただ、自分が登板したり、いいピッチングをしたとしても、「レスキュー!!」の方が話題になってしまう。まだ数試合しか投げてはいないんですが、そういうので騒がれるのは、ちょっといやだなというか……まだ早いんじゃないかなと思っています。

 本当に、まずは実績を上げないと、と思っています。例えば田中将大投手(ニューヨーク・ヤンキース。アイドル好きとして知られる)みたいに24連勝くらいしてから「僕もアニメが好きです」って言う方が、かっこいいじゃないですか。実績を上げてないうちから野球以外のことで注目されたとしても、本当のファンはついてくれないんじゃないかなと思っています。

──自分を取り巻く状況を、かなり冷静に受け止めているんですね。

野川 この間も「レスキューお願い」みたいな記事がどこかで出ていて、登場曲の「レスキュー!!」の部分をみんなで言ってほしいって、自分がお願いしたみたいに書かれていましたけど、別にそんなことは言ってないですからね! 山﨑康晃投手(横浜DeNAベイスターズのクローザー)は、ちゃんと実績を上げていったからこそ、登場時に自然と「やすあき」コールがされるようになったじゃないですか。本来はそれがベストだと思うんですが、今回はまるで自分がお願いしたみたいな感じになっている。自分からそういうことを言っちゃうと「実績上げてからだろ」って思われてしまうし、オタクアピールをしていい気になってると捉えられかねないので、そこはちょっといやですね。

──やはり野球ファンの期待にしっかりと応えていきたい、と。

野川 はい。

──それでは最後に、野川選手の今後の目標を教えてください。

野川 とにかく数多くの試合で投げていきたいです。今のところは、まだ大事な試合では投げさせてもらっていないので、勝ちがかかった大事な試合で投げられるように、信頼を得ていきたいですね。まずは実績を上げて、たまにはアニメで息抜きをしつつ、楽しいコラボをお見せしたりできるように活躍していきたいと思います!
(取材・文:有田シュン(シティコネクション))

1605_nogawa03.jpg「レスキュー」コールが自然発生するような活躍、コラボに期待してます!

■横浜DeNAベイスターズ公式サイト
http://www.baystars.co.jp/

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