やっぱり“テニミュって楽しいじゃん!” 前評判は散々だった「ミュージカル テニスの王子様 TEAM Live SEIGAKU」に行ってきた!

――開催前から戸惑うファンが続出したテニミュ初の試みの“謎”イベント「ミュージカル テニスの王子様TEAM Live SEIGAKU」に、テニミュ“堕ちて”X年のファンが行ってきた! ※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

1506_tenimyu_02.jpg「ミュージカル テニスの王子様TEAM Live SEIGAKU」が行なわれたAiiA 2.5 Theater Tokyo。
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 6月10日、東京・渋谷にあるAiiA 2.5 Theater Tokyo。「何のイベントがあるの?」と頭にクエスチョンマークを浮かべた道行く人たちからの視線を浴びながら、敷地内へ入る。そこには「都大会地区予選優勝 報告・親睦会」と書かれた立て看板が設置され、会場の周囲を囲むようにのぼりが何本も立っていた……。

「私は一体、何の現場に来たのかな?」と自分自身に問いかけながらいざ場内へ入ると、一方的に見覚えのあるスタッフさんや物販コーナーが目に入り、ようやく“テニミュ”に来たんだと実感が湧く。そう、ここは「ミュージカル テニスの王子様TEAM Live SEIGAKU」の初日の会場!

 ミュージカル『テニスの王子様』とは、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた許斐剛氏による人気マンガ『テニスの王子様』を舞台化したもので、通称“テニミュ”と呼ばれる。2003年に初演を迎え、出演キャストを代替わりさせながら1stシーズン、2ndシーズンと続き、累計動員数は200万人を誇る大人気作品となった(私も大分動員数に貢献しました)。2ndシーズンまでは本公演に加え、各校が集結して行うライブ「Dream Live(通称、ドリライ)」や、キャストがキャラになりきって“本当に”運動会をする「テニミュ運動会」など、テニミュはある種ユニークな世界観を広げてきた。

 今回の「TEAM Live SEIGAKU」は、昨年12月に始動した3rdシーズンの初演となる「青学vs不動峰」で都大会地区予選を勝ち抜いた主人公・越前リョーマ擁する・青春学園高等部が主役の「都大会地区予選優勝 報告・親睦会」と銘打ったライブイベント。

 テニミュ史上初の試みということもあり、公演当日を迎えるまでネットではさまざまな憶測・情報が飛び交い、困惑するファンが続出。うちわの持ち込みの可否をめぐって問い合わせたファンの情報に食い違いが生じたり、テニミュでは禁止されているコスプレ参加を名乗るファンが現れたりなど……ネットは騒然となった。これを受けてか、公式が公演初日の朝に「うちわや横断幕の持ち込み禁止」とアナウンスする事態に。ファンのモラルが問われることとなった(筆者が当日見た限りでは、うちわを手にするファンの姿は見受けられなかった)。

1506_tenimyu_04.jpg「お名前シール」はロビーで青学1年トリオが配布していた。

 さらに波紋を呼んだのは、“イベントを盛り上げるために”と公式HPで協力を促された「お名前シール」の存在。自分の名前と好きな参加設定(生徒、OB・OG、家族など)を記入し、見えるところに貼ってほしいとのこと。まさかの公式側からの設定の強要にネットでは「原作の設定が崩れる」「チムライの方向性が地雷すぎ」「『○○の彼女』が何人もいて絶対修羅場ww」といった声が上がっていた。ほかにも、ライブイベントにもかかわらず、着席しての観劇・私語や歓声NGといった発表に「今回参加は見送ろうかな……」というファンもいたようだ。

 されど、恐るべしテニミュマジック。一歩会場に足を踏み入れると、そんな不穏はどこかへ消え去ってしまった。今回、会場の設定が「学校の体育館」ということもあり、ステージ上のセットはごくシンプルなもので、カーテン上部にある青学の校章や、スクリーンに映し出されたまるでパワーポイントで作成したかのような「都会地区予選優勝 報告・親睦会」の文字に妙なリアリティが溢れ、ドキドキ胸を高鳴らせながら一気にテニミュの世界へ引き込まれた。

叩けば冷える 瞬間冷却剤 5枚

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次の不動峰は“熱そう”なので

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