今度の“レッド”には、どんな難関が降りかかるのか…クライマックスが差し迫る『トッキュウジャー』第43駅

――日本全国のちびっ子から青少年、大きなお友だち、さらにはお母さん方といった女性までもを魅了する特撮ヒーローたち。そんなヒーローの活躍を世に広めるためのレビュー! これさえ読めば、気になる特撮作品のあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『烈車戦隊トッキュウジャー
第43駅「開かない扉」

【今週の極私的見どころ!】
 設定を地でいく二人、ヒカリとカグラは実はホントの幼なじみだった? 

 かたや極真空手の世界チャンピオン、かたやファッション誌の人気モデルと、個性豊かなトッキュウジャーの中でも、特にスター性の高いヒカリ(演:横浜流星)とカグラ(演:森高愛)ですが、東映の公式サイト(http://www.toei.co.jp/tv/toqger/)によれば、二人はホントに幼なじみだったということ! 公式サイトは最新話の記事のみ掲載する仕様のため、そのことが書かれた第43駅の記事は、残念ながらすでに削除済みですけど、【訂正:バックナンバーも読めます】そういうのを踏まえて『トッキュウジャー』を改めて観直すと、これはまた大変いとおかしなものが。

【今週のオススメ度】
★★★★☆
(前回のあらすじはこちら)

 夢の中で故郷、昴ヶ浜への帰還を果たしたカグラ。だが大人の姿となっているため、父と母に娘だと信じてもらえず、悲しい思いで目を覚ます。そんな中、ドールハウスシャドー(CV:河本邦弘)率いるシャドー軍団が烈車を急襲! 慌ててヒカリや明(演:長濱慎)と共に応戦に向かうが……。

 いよいよオーラスまであと5回。年明け一発目の放送は年少チーム・ヒカ×カグ回ですよ。クライマックスが差し迫っているというのに、アバン(OP前の挿話)でいきなりカグラと明と車掌さん(演:関根勤)が、おコタでお寝んねというのが、まあ『トッキュウジャー』らしいっちゃらしい。

「ほら、中に何が住んでる?」という、あからさまに怪しすぎるドールハウスシャドーの誘いに乗って、オモチャの家を覗き込むカグラ。するとなんと、カグラと彼女を助けようとしたヒカリは、オモチャの家に吸い込まれてしまいました! 「あっはっは、バカが見る~」いまどき小学生でも言わないような勝ち誇り方。今回のシャドー怪人、かなりIQ低めです。

 ようやく自主トレ中だったライト(演:志尊淳)たちも現場に駆けつけたものの、ドールハウスシャドーはそのまま逃亡。去り際にまったく本筋に関係ない明への金的蹴りのカットを入れたのは、どこの層へのサービスでしょうか。その後、シーン最後までキチンとリアクションしていた明くんもグッジョブ。

 ヒカリたちは、オモチャの家からなんとか脱出しようとしますが、家の中はシャドータウンと同じ状況になっているらしく、トッキュウジャーへの変身も長くは続きません。そうこうしている内に、ドールハウスシャドーに『修羅の門』片山右京の菩薩掌ばりに家ごと揺さぶりをかけられて、二人はノックダウン。

 一方、ヒカリとカグラをさらわれて、いつになく真剣に怒りに燃えているライトたちのもとに、ドールハウスシャドーからのメッセージが届きます。

「いい? 今から5分後にお前たちの仲間の入った、この家を燃やしちゃうことに決定!」詳しくはwebで……じゃなかった「場所は、ここ」と、わざわざ居場所を地図入りで説明してくれる、前代未聞の丁寧な誘拐劇です。ちなみに居場所の森岩岳は、地図によれば烈車から徒歩で20分、超急げば5分。不動産屋さんでよく見かける徒歩表示だと徒歩1分は80メートルなんで、大体1600メートル。1500メートル走の十代男子平均タイムが6分30分くらいらしくて、これを5分以内で走破できるのはサッカーの本田圭祐クラスだそうです。現場でクローズたちが薪を組んでいる姿を見せつけられたライトは、いてもたってもいられなくなり、そのまま烈車を駆け下り、森岩岳へと急ぎます。

 その様子を温かく見守っていた車掌さんがひと言「森は暖かーい」……新春早々、関根さんの小ネタいただきました! アラフォー世代にはニッポンハムのCMでお馴染みのナチュラル・ボーン・自然派作家、C・W・ニコルさんのモノマネなんですが、やはりちょっとハイレベル(年齢的に)だったせいか、ネット上ではお笑いコンビ・クマムシの「あったかいんだから~」と勘違いしてる人が多かったような気がします。

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持っててよかった、けん玉。

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