TVアニメ『弱キャラ友崎くん』強キャラ化が目標!人生を神ゲー計画スタート第1話

TVアニメ「弱キャラ友崎くん」公式サイトより

 リア充で勝気な同級生・中村修二と放課後、旧視聴覚室でアタックファミリーズという有名な格闘ゲームをプレイしている主人公の友崎文也。このゲームはシンプルではありながら完成度が高くプレイ人口も多い神ゲーである。文也はこのゲームの中でランキング1位。「nanashi」と名乗る日本最高のプレイヤーだ。

 もちろん学内でも連戦連勝。だが、ゲームでは無敵でも文也は友人は少ない、その日も一人とぼとぼと帰路につく。「人生は神ゲーである」というコピペは有名だが、文也はそれを信じていない。日々人生というゲームの理不尽さと不平等さを感じている。

 そのくそゲーの中で唯一彼が輝けるのが「アタファミ」。この日は「NONAME」という文也に次いで強い世界2位の選手とバトル。文也も「NONAME」の強さを認めていた。バトル後チャットで「NONAME」が会わないか、と打診してきたので、一瞬躊躇した後にOKを出す。

 いざ、オフ会当日。文也が約束の場所に到着すると、そこに居たのはまさかの女性。その相手は同じクラスで顔も可愛く性格もよく、運動も勉強もできるなんでもできるスーパーリア充日向葵だった。

 日向もまさかnanashiの正体が文也だとは思っていなかったようで、見るからに落胆。最悪だとまで言い切る。あんまりだと思うも、日向は文也のズタボロな格好を指摘。そんな見た目にも全く気を使えない相手は尊敬に値しないと吐き捨てる。

 ショックをうけた文也は日向のような初期パラメータが高いやつには生まれ以て弱キャラの自分の気持ちなどわかるはずがないだろうと、この人生というゲームが悪いのだと、負け犬の遠吠えのような真似をしてしまう。

 それを聞いた日向は突然文也の手を取り、彼を自宅へと連れ帰ると、化粧を落としてすっぴんを披露。文也は最初彼女だと気づかないほどの変貌ぶり。彼女の美貌も化粧という底上げによって作られたものだったのだ。だが自分は男だから化粧で化けることは出来ないと、それでもまだ突っ張る文也。

 だが全て努力で成し遂げてきた日向だったが、そんな彼女がどうしても勝てなかったのが、文也ことnanashiだった。だからこそ会いたいと思っていたのに、幻滅して当然だ。

 日向曰く、人生というゲームは決して理不尽でも不平等でもない。ルールがないように見えて、シンプルなルールが組み合わさってできている。だからこそ、人生は神ゲーなのである。そう語る日向は、nanashiこと文也にこの人生という神ゲーのルールを一つずつ教えていく、と宣言した。

  文也は一つだけ、日向に質問を向けた。「人生は神ゲーだというが、それはどれくらいの神ゲーなのか」と。人生が神ゲーだという人は、他のゲームを下に見ていることが多い。日向までもがそういうことを言うやつだったら、文也はこの話を断るつもりだった。

 だが、日向はアタファミと並んでの1位タイの神ゲーだと、言ってのける。文也は「ゲーマーの血が騒ぐな」といってこの真摯に向かい合うことを決めた。

 自由度が高い人生というゲーム。自由度が高いゲームをプレイする時に一番最初に行われるのは、キャラクターメイク。そのために、と日向は文也にマスクを一箱プレゼント。人は見た目で大きく印象が変わる。その中でも表情は特に大切だ。口角を上げる練習を常にするためにしばらくはマスクで口元を隠して練習をすることを義務付けた。

 さらにこれだけではなく毎日朝と放課後にその日の課題と報告反省を行うことが決定。やるならば徹底的に。それが日向のポリシーのようだ。

 翌日、記念すべき一日目。まずは目標として、他人の目から見て明らかに容姿やオーラが改善されたとわかること。具体的には家族、または身近な友達に「彼女でもできた?」と聞かれるレベルになることが課せられた。そしてその後、3年に進級するまでに彼女を作ること。かなりハードルが高い目標に思えるが、日向には自信があるようだ。

 これらの目標を達成するために、毎日の課題があるというのだ。その本日の課題が「学校の女子三人に話しかけること」というものだった。

 文也は毎日だされる課題をクリアして、最後の目標まで到達することはできるのか!?

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