TVアニメ『Lapis Re:LiGHTs』掟破りの退学が現実に??第9話

TVアニメ「Lapis Re:LiGHTs」(ラピライ)公式サイトより

 本当になったよ退学に……。

 移動しながら歌い踊ったオルケストラ。対象の区画以外にもはみ出していたようで、その分を含めて計測が行われてしまい、クリア基準を満たしていたと思っていたものが満たされていなかったようだ。この結果、彼女たちの獲得ポイントは足らず退学が決定してしまった。

 決定したら早いものであっという間に彼女たちは学校から追い出され、寮からも退去させられ、荷物片手に途方に暮れてしまっていた。学校側の容赦なさをひしひしと感じさせられる。そもそもこの学校では退学になっている生徒は年間にどれくらいいるのだろうか?

 ティアラに関して言えば、理事長から勝手に入る班を決められその班が元々退学間近だったというあまりにも不利な条件だ。抗議する暇すら与えてもらえない、退去するまでに時間ももらえないという、かなり厳しい学校に感じる。前回理事長と思い出話に花を咲かせたとは思えない仕打ちだ。

 全員で街に放り出され途方に暮れているところに、ティアラが退学になったことを聞きつけた彼女の国から迎えがやってきてしまう。ラヴィたちは彼女の身分を知らなかったので、ウェールランドの第二王女だと聞いて衝撃を受ける。すぐさま国に戻らせようとする従者の態度にロゼッタは抵抗しようとするが、身分の差を持ち出されると何も言えない。

 ティアラは王女という立場ではなく友達として、仲間として皆と一緒にいたいと思っていたのに従者にこのような対応をしてほしくない、と自分が故郷に戻ることで仲間に嫌な思いをさせることはない、と馬車にのり皆の元から一人離れてしまう。

 残された4人はとりあえずラトゥーラの働いている飲食店に赴き、これからどうするかを話し合う。普通学校から追い出されたら実家に戻るというのが一番最初にでてくるかと思うが、誰の口からもその案は出てこない。え、みんな帰る家はないの? 宿に泊まるにもお金がいくらでもあるわけでないからいかにして寝泊まりする場所を探すかがテーマとなってくる。
 
 すると事情を知っているラトゥーラが店の店主に掛け合い、お店を手伝ってくれるなら4人を店のあいたスペースにおいてくれるということに。ラトゥーラもいい子だけどお店の人が太っ腹すぎてちょっと怖くなる。次の日から彼女たちは労働を始める。この店の制服が恐ろしいくらいに露出が高い。まるでそういうお店に売り飛ばされてしまったのでは? と思えるくらいの衣装だ。

 今まで学生だったのが労働して生活するための賃金を得る。その落差にくたくたになっている中、かつての級友たちが彼女たちの様子を見にやってくる。なんとか生活を立て直していることを伝えるとそれを応援してくれる人達もいれば、彼女たちが夢を諦めてしまったことに対して叱咤してくれる人たちもいた。

 この叱咤を聞いて、ロゼッタは自らもティアラのあとを追って実家に戻ることを決意。幼馴染だから家も近く、様子を見るには実家に戻るのが一番だと考えたようだ。
 5人のうち二人いなくなり、意気消沈してしまうラヴィたち。モブキャラだが何回か出てきているキャラクター達に、自分たちのステージを見て勇気をもらったという話をきき、やはり自分たちは5人でオルケストラがやりたいのだ、と気付く。

 そこでラヴィたちは地元に戻ろうとしていたロゼッタのあとを追い、自分たちもティアラの元に向かうことに。突然従業員がいなくなる苦労を考えてあげてほしいが、女子高生程度の年齢だとそんなことよりも自分たちのパッション優先だ。学校を飛び出し、魔女になる夢は結局どうなるなるのか着地点が段々みえなくなってきたが、やっと主人公たちがユニット組んだのにあっという間に解散ではどうしようもない。次回以降の展開に期待したい。
(文=三澤凛)

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