TVアニメ『Lapis Re:LiGHTs』初オルケストラで甚大なトラブルに遭遇！？第8話

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　オルケストラやるよー！ってなってからの展開が怒涛……。本腰入れたからこれから猛スピードで色々やっちゃうからね！　という意気込みが感じられるようにオープニングもカットされるほど渾身のティアラたちの初オルケストラ回だ。

　クロエ理事長にオルケストラの許可を取りにいったティアラ。必死なティアラの表情を見て、血は争えないとこぼしたところから理事長が自分たち姉妹のことを知っていたことに気付く。まぁ知らないはずはないと思うのだが……。　ティアラは自分が姉と理事長が組んでいたユニットについて詳しいことは知らないと話すと、理事長は過去の自分たちについて語り出す。

　ティアラの姉であるエリザ、そして現理事長のクロエ、あんじぇ、カミラ、ユズリハの5人で結成されていたRay。それぞれが思ったよりも痛々しい性格をしていたことが語られていくが、理事長は元々中二病をこじらせたキャラクタ―だったようで、まじで今の生徒たちに知られたくない黒歴史である。

　他にもナルシストなボーイッシュキャラや、女好きの変態、過剰なロリなどが揃っていた。エリザは過度のシスコンといったところか。

　中でもあんじぇは声がロリに会っていなさ過ぎてキツイ……と思ってみていたら、現在も学院に在籍しているアンジェリカがその正体だった。当時は小さな大天使と呼ばれていたが、そこから身長がぐんぐん伸びてしまったらしく、別名を使って活動しているという。

　あまりにも伝説のユニットという感じで語られていたけれども、彼女たちが活動していたのはほんの3年程度前なのだから名前を変えてもさすがに色々ばれてしまうのではないだろうか、という気がしないでもない。だがアンジェリカとしての方が声もむりしておらずだいぶ印象はよく見える。

　とにかく、姉も理事長たちにも青春といえるRayは、姉の引退をもって解散となったようだ。退学回避という理由は勿論だが、ティアラも姉のように歌いたいという気持ちを改めて理事長に伝え、オルケストラを行う許可を得ることが出来た。

　そこからは、学校の前期終了日のデビューを目指してオルケストラの練習がスタートした。楽曲とか1から作るんだよね？　え、大丈夫？　と思いつつもそのあたりはいつの間にかクリアしているようで、衣装や装置作りの方に苦労しながら練習を重ねる姿がダイジェストで送られる。まぁ、曲作りどうしよう！　まで描いていたら話進まないもんね。

　今まで関わってきた他ユニットの面々もティアラたちがオルケストラに参戦する話を聞きつけて何かにつけて手を貸してくれ、期待が高まっていく。そして前期の学院での授業が終了し、とうとうオルケストラ当日を迎えることに。

　そんな中、自分たちにユニット名がないことに気付いた面々。何かいい名前をはじまる前に考えよう！　となるも全くいい案が思い浮かばず迷走してしまう。

　時間が流れに流れ、昼頃から考えていたのが日も落ちてきてしまう。そして街中にどんどん街灯がともっていく光景を見て、ティアラは自分がここに来た時に思った気持ちを改めて語り始める。

　「この町を照らす光のような存在になりたい。」この言葉を聞いて、メンバーはユニット名を確信した。彼女たちのユニット名は「LiGHTs」。

　LiGHTs発のオルケストラは思ったよりも動員も多く、期待度は高そうだ。予定時間になっても始まらなくざわついた会場内の後ろから、ティアラたちは現れてスタートする。

　街を照らす光になりたい、の言葉通りメンバーが街中を飛び回りパフォーマンスをしていく演出を取り観客の度肝を抜いていく。

　正直見づらそうだけれども、演出としての盛り上がりは大成功。彼女たちの目標である、塔を黄色に光らせる、という点をクリアできるほどの大成功で初回のオルケストラは幕を下ろした。

　黄色にライトアップさせることにも成功したので退学も免れ、自分たちも練習した成果を最大限に発揮できたと全員が成功を喜び乾杯をしていた時に、速達の通知書が届く。　

　オルケストラの成功をねぎらってくれるものかと思ったが、なんと内容は彼女たちが演出として街中を飛び回ったことで計測範囲以外の部分も計測されてしまったということを告げるもの。計測範囲内だけで計測していたら彼女たちは基準よりも低い値をだしてしまったということなのだろうか？

　せっかくスタートを切ったLiGHTsは初回解散という目にあってしまうのか？！
（文=三澤凛）