アニメ『日本沈没2020』ついに日本が完全沈没!?第7話

Netflixオリジナルアニメシリーズ『日本沈没2020』公式サイトより

 シャンシティを脱出し、車でひたすらに港を目指す一行。港から日本を脱出するというニュースを聞き、その船に乗るためだ。 ただし、その船には人数制限があり1000人までしか乗れないのだという。乗るためには抽選で選ばれる必要があるようだが、確認するまでそれもわからないのだ。誰も自分のマイナンバーの番号など覚えていないのだから。

 長い距離を走り、なんとか港にたどり着く。多くの人が助かるために集まっており、混乱している様子だ。選ばれなかった人間はどれだけ高額納税者であろうと、船に乗ることが出来ない。どうにかして忍び込もうとしても警備が厳重であるために忍び込むことも不可能なようだ。

 さてどうしたものか、と思ったところ小野寺が何かを伝えようとしていることに気付く。彼にスマホを渡して文字を打ってもらうと、「ふじきけんまたじしんくる」という文字が。地形がだいぶ変わり、彼らがいる場所からも富士山が見えるようになっていたが、その富士山から煙が上がっているところから、この発言の信憑性を高めている。

 とにかく船に乗れるかどうかを確認しようと、マイナンバーがわからない一行は、確認してもらうための列に並ぶも、該当はしていなかった。

 歩はその列に並んでいる間に、知っている顔を見つける。そこにいたのは陸上部のコーチ。お互いの無事を喜びあい、コーチは陸上部のメンバーもすでに船にのって脱出しており、自分も歩もそのメンバーの中にいるから歩も船に乗れるはずだということを教えてくれる。

 母も剛も、歩だけでも乗るべきだと背中を押し歩は皆と離れることに不安を覚えるが船に乗る決意をする。母と別れの挨拶をしている際に、歩は母がいつも身に着けているポシェットに異変を感じとる。その場でははぐらかされてしまったが、このポーチの中身がペースメーカーの機械であることを、歩は検索から知ってしまう。

 母が、自分たちの知らないところで手術を受け。ペースメーカーを入れていたこと。自分が船に上がるときに、「子供だけでも船に乗せてほしい」と懇願する家族がいたこと。そういった人たちを差し置いて自分だけ船に乗ることはできない、と歩は船から飛び出し、家族の元へともどっていった。

 歩が地上に戻ると、彼女を載せるはずだった船はすぐに出港してしまう。さて、これからどうしようか、と思ったその瞬間ケムリが出続けていた富士山の様子が変化し、先ほどよりも多くのケムリが噴出する。

 さらに、またしても大きな地震が一行を襲う。地震によって海は荒れ、地面は割れ、港にとどまることは危険だと判断し、車へ飛び乗り脱出を図る。

 どこまで走っても地面は割れ、安心できる場所は見つからない。古賀もこの地震で崩壊した建物の破片が肉体を突き刺し重症を負ってしまう。痛み止めも止血剤もこの治療に使用してしまったので、もうこれ以上の大怪我は出来ない。

 途方に暮れる面々の前に、大きな船が通りかかる。自警団のような団体が作った船で、日本人だけを助けるという思想を持った団体だ。

 一行は助けを求めて彼らの船に乗せてもらえるように頼むが、歩たち親子はハーフの子供たちと外国人の母という構成から差別され、乗船を拒否されてしまう。

 その様子を見ていた漁師のおじさんの船が通りかかり一行をのせてくれようとしたが、乗りかかる最中にまた大きな地震がおこり、歩と剛だけがこのおじいさんの船にのり、他のメンバーとは離れ離れになってしまった。

 簡易筏のようなものに揺られ、不安の中に漂う歩。波が静かになってきたところで陸地を求めてオールを使って漕ぎ出すと、陸だと思って近づいた場所が、ビルだったことに気付く。日本が沈んでしまった証拠を目の前にたたきつけられた歩。

 果たして母たちと再会することはできるのか。そして日本はどうなってしまったのか。
(文=三澤凛)

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