アニメ『日本沈没2020』シャンシティは一行を助けてくれるのか?第4話

Netflixオリジナルアニメシリーズ『日本沈没2020』公式サイトより

 主要人物が容赦なく毎話死んでいくので油断ならない。今回は誰が死んでしまうのかとドキドキしてしまう。

 剛を襲った矢を放ったのは、このスーパーの店主のおじいさん。本当に当てるつもりはなく、威嚇のためだったらしいが、剛の胸元に鋭く矢は突き刺さってしまっている。だが、幸いにも彼が持っていたショルダーバックとその中に入っていたゲーム機に矢が刺さり彼の体には矢は当たっていなかった。

 おじいさんは疋田という名前で、このスーパーの経営者だ。彼は危険な目に合わせたことを詫び、外に嵐が来ているからここで凌いでいくといい、と歩たちに声をかけてくれた。 剛の壊れたゲーム機も、疋田が治してくれるなどいいところもありそうだ。

 外は嵐のように強い雨風で、野宿をしていたら大変な目にあっていただろうと、歩たちは泊めてもらえることに感謝し、さらにスーパーに残っていた食材で久しぶりにまともな食事にありついた。

 夜が明けるとカイトが地面がどんどん傾いていることを教えてくれる。ずっとここにとどまっていたら危ない、という話をしている間にまたしても大地震が彼らを襲う。地震の大きさから身の危険を感じた一行は、疋田の車に乗ってこの場所を去ることを決める。 

 車を出した後から後から地面がさけ雪崩が起こり、最終的には今までいたスーパーすらも跡形もなく流されてしまった。危機一髪で脱出できた一行は、車で「シャンシティ」という場所を目指すことに。疋田が知っている安全だと思われる場所を目指した。だが、地面が崩れたり道が結界したりで地図の通りになかなか進めない。周り道をしたり色々方向を変えながら進む一行。
 
 その間、道端でヒッチハイクする男を見つけた。外国人のダニエルは明るく社交的でスッと一行の輪の中に入り込んでくる。悪い人間ではなさそうだ。だが、疋田は外国に対して偏見あかなりあるようで、ダニエルを毛嫌いしている様子を見せる。
 
 人数を増やしながら、一行は目的地シャンシティへと到着する。門で閉じられたその場所にはカメラが設置されており、ダニエルが代表してそのカメラに向かって語りかける。パフォーマーなのか、見事な身のこなしと話術で門を開けてもらえるようにお願いると門は開き、中に招き入れられる。

 中ではそこに暮らす人々がおり、彼らを受け入れてくれた。印象としては自給自足をしている新興宗教団体という印象。 だが、電気ガス水道が生きているようで、食料や衣服などにも不自由していなそうで、来るもの拒まず去るもの追わずなスタイルで災害があった後も平常通り暮らせているようだ。

 彼らを受け入れ、風呂をやごはんを提供し、さらにはモンゴルのテント、ゲルを各人に与えるなど至れり尽くせりである。あまりにも美味しい話過ぎて罠なのではないかとすら思ってしまう。

 疋田はシャンシティには入らず変わらず車で眠っていた。彼が歩たちを連れてきたのには意味がありそうで、カイトは彼がモルヒネ依存者であることを見抜いていた。

 このシャンシティの目的は何なのか、疋田は何をするつもりなのか? カイトもどうするつもりなのか? 日本が未曾有の危機に瀕した時、どの行動をとるのが正解なのだろう。その答えはまだみえていない。
(文=三澤凛)

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