ロシアで乳牛が“VRゴーグル”を装着!?　「ディストピア感がすごい！」の声

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　今年11月にモスクワの農業食糧省が、Webサイト上でVRゴーグルを活用した画期的な取り組みを紹介。乳牛にVRゴーグルを装着するという実験に、日本では「ディストピア感がすごい！」と話題になっていた。

　同サイトによると、牛を飼育する環境は牛の健康に大きな影響を与え、結果的に牛乳の量や質も左右するとのこと。つまり牛が穏やかに過ごせるような酪農場があれば、牛乳の生産力がアップすることになる。そこで今回開発されたのが、牛にいい感じな夏の風景を見せるためのVRゴーグル。獣医やコンサルタントの協力の元、牛の大きな頭にフィットするゴーグルができ上がったという。

　さらに牛の視覚に関する研究を応用し、VR映像の色合いなども最適化。モスクワ農業食糧省の記事には、実際に牛がゴーグルを装着している画像も掲載されていた。写真を撮影した日はあいにくの曇り空だったようだが、牛は穏やかな夏の風景を見ているのだろうか……。

　VRゴーグルの斬新な活用方法に、日本のネット上では「サイバーパンク的なSFにありそう」「やっぱり牛にとってVR映像は『本物の風景』に見えるのだろうか」「かりそめの“幸せ”を与えられてる感じが趣深い」「牛にとっても幸福は義務なのです」といった声が。一方でVRゴーグルの形状には、「牛の目って横についてなかったっけ？」「これって本当に映像見えてる？」とのツッコミも少なくない。

　日本ではそこまで浸透しているイメージがないVR技術。「牛もVRゴーグルをする時代なのに、自分はまだ未経験」という人もいるが、今後はどのように活用されていくのだろうか。