ダンボールVRゴーグルに続き…自分だけの1台を作れる“ダンボール製・ピンボールマシン”が話題

 電子書籍の普及が進む中、VRやARのゲームも登場し、エンタテインメントの極端な電子化が進む昨今だが、それでも“紙”の持つ魅力は人を離さないだろう。この秋にはダンポール製のピンボールが登場して注目を集めている。

1610_PinBox-3000.jpg「Pinbox 3000」のKickstarterキャンペーンページより。

■自作ピンボール製作キット「Pinbox 3000」

 ネット通販全盛の時代を迎えて、軽くて丈夫な梱包容器にもなるダンボールは現代の生活に欠かせない素材だ。グーグルのダンボール製VRゴーグル“カードボード”が登場したときには意表を突かれたという人も多かったのではないかと思うが、この9月にはダンボールでピンボールを自作する工作キットが登場し話題を集めている。

 米バーモンド州の2人のクリエイター、ベン・マッチスティック氏とピート・タルボット氏は2006年から、ダンボールを使った工作とアートに取り組む「Cardboard Teck Instantute」を結成し、活動を行なっている。その彼らが9月9日にクラウドファンディング・Kickstarterで立ち上げたプロジェクトが、自作ピンボール製作キット「Pinbox 3000」だ。ファンディングの開始から約1カ月で目標金額を達成し、現在鋭意生産が進められている。予約販売も行なっており、最もベーシックなタイプのモデルで40ドル(約4,100円、送料別)。残念ながら販売は米国内のみである。

「Pinbox 3000」紹介動画「20nine」より。

 道具を使わずに手だけで組み立てられるのが特徴で、動力源となっているのは輪ゴムのみだ。合計で39パーツあり、およそ45分で組み立てられる。サイズは約60cm×36cm。もちろん軽々と持ち上げられ、普段は壁にかけておけば良いインテリアグッズになりそうだ。

 プロトタイプの設計にあたっては、コンピュータソフトは使っておらず、すべて彼らの“目”と“手”だけで作られたというこのPinbox 3000だが、組み立てた後でもユーザーが自由にカスタマイズできることに大きな意義があるという。名前にもなっている“3000”通りのカスタマイズが可能であるというのだ。カラーリングを含めて自分だけの1台が作れるというわけで、デジタルなゲームにはない、作るのも遊ぶのも手作業で行なうピンボールゲームが子どもたちのみならず、大人も新鮮に感じられそうだ。

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