アニメ『アサシンズプライド』設定がありきたりすぎていまいち面白みがなかった第1話

アニメ『アサシンズプライド』設定がありきたりすぎていまいち面白みがなかった第1話の画像1『アサシンズプライド』公式HPより

 イラスト・ニノモトニノ、原作・天城ケイによる大人気ライトノベル『アサシンズプライド』の待望のアニメ化! 主人公クーファ=ヴァンピールが、公爵家に生まれながら無才の少女メリダ=アンジェルと共に、裏の任務や各々の運命と対峙していく王道ファンタジー。第1話がオンエアされた。

#1 暗殺者の慈悲
 マナという能力を持つ貴族が、人類を守る責務を負う世界。能力者の養成校に通う貴族でありながら、マナを持たない特異な少女メリダ=アンジェル。彼女の才能を見出すため、家庭教師としてクーファ=ヴァンピールが派遣される。『彼女に才なき場合、暗殺せよ』という任務を背負い、クーファは残酷な決断を下そうとするのだが…。

 ラノベ原作の王道ファンタジーは飽和状態で新鮮味はないのではなかろうか。そんな中でアニメ化されるというのは、かなりの期待作ということなのだろう。

 物語は冒頭から血生臭い戦闘シーンからスタート。主人公のマナ能力者・クーファが集団を相手取り、見事な剣裁きを見せる。この場で戦った相手は意味ありげな台詞を吐いて去っていったが、全貌がよく見えない。

 別のシーンに移ると、クーファは汽車にのり目的地へと向かう。この汽車が走っているシーンにはなぜかCGが使われており、妙にぬるぬるした動きが不思議だった。しかも到着時にはそのCGがなくなり、普通の絵として汽車が描かれていた。CGを使うならルールは統一してもらいたい。

 彼が向かったのはマナを持たない特異な少女メリダ=アンジェルの家。彼は彼女の家庭教師兼、暗殺者としてこの家に派遣されたのだった。

 しかし彼は、メリダが力がないことで苦しみ、そのための努力などを目の当たりにし、暗殺することにためらいを覚えてしまった。そして、誰にも悟られてはいけない方法で彼女の力を無理やり引き出してしまった。

 ここに至るまでが第1話のクライマックスだったようだ。しかし、主人公二人のキャラ設定がコッテコテであり、魅力がいまいち感じられない。

 クーファは外面がいいクールで強いただのイケメンで、メリダは心優しいけど芯がつよい美少女……。王道ストーリーだからといってキャラまで王道でうすっぺらいのはいかがなものか。

 余談になるが、公式HPのキャラ紹介のところに、声優の顔写真を載せるのはやめたほうがいいのでは。キャラクターとリンクさせたいのなら、現実の人間の写真ほど邪魔なものはない。
(文=三澤凛)

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