アニメ『旗揚！けものみち』異世界にペットショップは作れるのか？やっぱり異世界でもモフモフはかわいい第２話

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　『この素晴らしい世界に祝福を！』の原作者・暁なつめが送る異世界ファンタジー最新作『旗揚！けものみち』！ 今度の舞台は、「異世界×プロレス×けもの」という異色の痛快ドタバタアクションバラエティ!?　第2話がオンエアされた。

第2話 「クエスト×魔獣殺し」

　ペットショップ設立のため、資金集めを開始した源蔵とシグレ。さっそく街のハンターギルドへ赴くと、高額報奨金のサラマンダー退治のクエストを発見する。報奨金目当てに意気揚々とクエストを受注する源蔵とは反対に不安気なシグレだが…。

　酒場での話題はもっぱら最近暴れまわっている魔獣の話。魔獣をやるか自分たちがやられるかという所まで追い詰められた状態に皆興奮気味にしゃべっているが、源蔵は全然別のベクトルで興奮気味に魔獣について語りに語る。

　前回のケルベロスを愛情をもって接したことで無傷で手なずけることに成功した源蔵は、動物だろうが魔族だろうが、共存することは可能であるという確信を得る。それゆえに、元の世界からの悲願であるペットショップの経営をこの地で行うことを心に決める。

　しかし、この世界にはペットショップというものが存在しない。その概念すら、魔獣を怖がっている人間たちからしたら信じられないものである。ちゃっかりもののシグレは源蔵の話を聞き、ペットショップはギルドを絡めることでぼろ儲けができる仕事であることを理解し、その仕事を手伝う事を快諾する。
　
　かくして源蔵はこの地でペットショップを開店させるために奔走を始めるのだった。まずは手持ちの魔獣を増やすためにクエストに出かけることに。最初の任務はサラマンダーを退治すること。あっという間に退治という名の手名付けを完了させ魔獣も金貨もゲットしていく。
　
　しかし続々とクエストをクリアしていくことで、源蔵の異名は「魔獣殺し」となってしまう。魔獣を愛してやまない彼にはこのワードは禁句で、たとえ誰であっても魔獣殺しという名で呼ばれると投げ飛ばしてしまう源蔵なのであった。

　魔獣を手名付けていくと、人目に触れないように彼らを囲う事は難しくなっていく。そこで源蔵は一発逆転を狙って大物の依頼を受け、その報酬で家を買う事を心に決める。どんな魔獣であろうと絶対服従させるが、今回はテンションが全く上がらない依頼となってしまう。

　それは、討伐対象が魔獣ではなくトロールだったからだ。モフモフではなく人外ではあるもののむしろもう人間に近い存在のトロール。彼は今までの愛情たっぷり作戦ではなく彼の職業であるプロレスラーの力を全面にだし、トロールのトップを力で討ち取ることに成功する。

　かくしてトロールも手なずけ、大金も手にした源蔵。夢のペットショップ開店に王手かと思ったが、新しくお店をオープンするには稼いだお金では全く足りないことが発覚。ペットショップオープンの道はまた遠のいてしまったのだった。

　源蔵たちとは別の軸でピンクの髪の女の子のストーリーが差し込まれた。魔族の姫っぽい様子だが家出をしたようで……？　彼女が源蔵たちと今後どうやって出会い絡んでいくのかが気になるところ。獣耳と尻尾がついているから多分大歓迎されそうだが……？！

　今後の展開がどのように転がるのかが一層楽しみだ。
（文=三澤凛）