アニメ『炎炎ノ消防隊』特殊消防隊「第8」の設立のきっかけはヒナワとオウビの出会い　彼らが胸に秘めた思いとは？　

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　灼熱のバトルファンタジー 『炎炎ノ消防隊』　第拾壱話がオンエアされた　。

第拾壱話
第８特殊消防隊結成
最も新しい特殊消防隊として設立された「第８」。その設立のきっかけは３年前、一般消防士だった桜備と東京皇国軍の軍人だった火縄の運命的な出会いにあった。火縄の語った設立までの顛末は、「第８」の持つ使命や意義に深く結びついたものであった。

　今回は中隊長と大隊長の出会いとマキたちがどのような経緯で第8特殊消防隊を結成したかが描かれる。個人が思い立って特殊消防隊を結成できるのであれば、それぞれに腹に一物抱えてた人物が集まったのも、当然だったのかもしれない。

　中隊長とマキはもともと軍隊の出身。そこから特殊消防隊として従事するにはどんな理由があったのか。軍隊の中でそれぞれの正義をもって職務にあたっていた中隊長ことヒナワ。しかし彼が当時目の当たりにした特殊消防隊は点数を重視し、目の前の苦しむ焔ビトに対して救済の手を差し伸べることをしなかった。

　ポイントだけを追い求める姿に幻滅したヒナワ。だがあるとき、まだ一般消防士だったオウビと出会い、彼の言動の率直さに感銘を受け、彼とともにならやれると確信をする。

　ヒナワはオウビと出会う前、同僚が焔ビトに変化し死んでしまう。その際に彼はその同僚の最後に撃ち取ることができなかった。「どうせ撃たれるなら洗礼された銃がいい」と言っていた同僚のひとことがフラッシュバックし、洗礼など……と、それを怠っていた自分の銃ではその願いを叶えてやることができなかったのだ。

　彼が死に、その銃を譲り受けたことで彼は改めて銃を撃てるようになる。それはオウビが「勇気がある」とヒナワを評してくれたからだ。そしてふたりは、新しい消防隊を結成することを決意。それが後の第8消防隊となる。

　そして後半は第7消防隊のお話。浅草を管轄地とする下町感溢れる場所で昔の火消しのような趣で活動している彼ら。その大隊長、新門紅丸は第8からの要請には反応せず独自の取り組みをしているようだ。

　新門紅丸は第2と第3世代どちらの能力も兼ね備えた唯一無二の存在。町の人たちを大事に思っており町の人たちも彼を信頼しておりもし自分が焔ビトになったあかつきには彼に最後を看取ってほしいと望んでいるようだ。

　シンラたちはそんな彼らの働きぶりを目の当たりに、何を思うのか？　なんとこのアニメ2クールが決定しているらしくまだまだ先は続くようだ。だからこのペースでこのキャラ数なのか……。そうだとしても、冗長に感じるので2クールめであわただしくならないことを願うばかりである。
（文＝三澤凛）