灼熱のバトルファンタジー『炎炎ノ消防隊』。第拾話がオンエアされた。
ここにきてまたキャラクターが増えた。もうわからない。作品の流れとしては2クール狙いなんだろうが、これだけ面白みに欠けると継続は難しいのではないだろうか。正直2クール目を観たいと思えない。
物語のアイデアは面白いのだが、演出や話運びにいまいち心を奪われず、底の浅さが透けて見えてしまっている。大がかりに話を盛っているようにしか感じられない。それでも低年齢層にはうけているのだろうか。
前回のショッキングな事件が終わった後だからか、最終回目前にしてはぼんやりとして、のんびりとした回となった。
第8消防隊に戻ってきたシンラ達と環。シンラに熱を上げているヒバナもやってきて、なんだか第8の中は事件の後とは思えないほどに穏やかな空気が流れている
このシーンが日常パートとして機能すればいいのだが、環のラッキースケベられ体質のノリとか中隊長の微妙なボケがどんどん苦痛になっていく。変なマスコットキャラも不要だ。
今回の話は、シンラがジョーカーに言われたことが肝となってくる。ジョーカーを演じる津田健次郎氏は、こういう役で、というオーダーでやられているのだろうが、同時期に放送されている『ナカノヒトゲノム』という作品のキャラクターとほぼ同じ芝居で、観ていて飽きてしまう。ああ、またこの感じかと、台詞があまり頭に入ってこない。このキャラクターは色々秘密を知っていそうだが、正体は明かされるのだろうか。
中央で行われた大隊長会議に参加したシンラ達は、癖の強い大隊長たちに圧倒される。それぞれの隊の情報を共有しないというスタンスを崩し協力すれば事件解決も早そうだが、勝手にやらせてもらう、と言い出す輩もいるので解決は時間がかかりそうだ。
シンラがジョーカーに言われたことは、シンラの弟のショウが、伝道者の手の中にいるということだった。第8の面々はシンラの微妙な変化を感じ取り事情を聞き出し、ショウがいることを念頭において伝道者の追跡をすることを約束する。
登場した当初はシンラのよきライバルとして描かれ期待していたアーサーが、回を追うごとにただのバカになってしっているのはなぜなのだろう。残念でならない。
残すところ数回と迫ったが、問題を無事解決してすっきりと終わらせてほしい。
(文=三澤凛)
アニメ『炎炎ノ消防隊』相変わらず見所の少なく、ラッキースケベられ体質の環も少々お腹いっぱい?第10話のページです。おたぽるは、漫画、アニメ、作品レビュー、マンガ&ラノベ、津田健次郎、ファンタジー、炎炎ノ消防隊、ナカノヒトゲノム【実況中】の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
人気記事ランキング
人気連載