アニメ『炎炎ノ消防隊』タマキは二次創作の餌食になる子!? 都合よく大事なところは燃えないご都合主義に違和感

『炎炎ノ消防隊』公式HPより

 灼熱のバトルファンタジー 『炎炎ノ消防隊』 第九話がオンエアされた。

第九話 燃え拡がる悪意
憧れの先輩隊員であったレッカ中隊長の無情な拳によって、最大の危機を迎えていたタマキを救ったのは、間一髪のところで現れたシンラだった。苦戦しながらもレッカを追い詰めていくシンラ。

 今回はオープニング前にタマキのモノローグらしきシーンが挿入されており、前回のラストとつながっていく。タマキの泣きシーン。スタッフ的には力が入ってるシーンなのだろうけれども長くてくどいので繰り返し流されるのは間延び間を感じてしまう。

 そしてタマキについてはもう二次創作の餌食になる子というイメージしかない。今回のバトルシーンの中でも過剰なほどにラッキースケベられ体質を発揮していた。だけど洋服が燃えるシーンって都合よく大事なところは燃えない。あれはなぜなのか。タマキもエロさが際立つ程に燃え上がり、お肌にも特に傷は残らなさそうだ。

 炎を扱っているアニメで、その戦いを格好よく描くのは当然だと思う。そしてその炎によって命を落とすことになるというのは誰もが知っていることだ。なのに、メインキャラは大ケガを負っても後に残るケガにすらならないというのは、いささか違う気がすると今回の話を見て思った。

 さて本編。駆け付けたシンラがレッカを追い詰めていく。新入隊士と中隊長の能力差がさほどないことに驚き。操る火力の違いなどもあるのでしかたないかもしれない。

 伝道者というものの志に賛同しているらしいレッカ。焔ビトを生み出すためには多数の被害者が出る。それでも、ことが全うされた後に助かる大人数から見ればたいしたことではないと切り捨てる。

 大事の前の小事。この問題は各所で勃発するが、目の前に炎で苦しむ人がいるなら助けるのが消防隊ではないのだろうか。同じ志を持って働いていたとおもっていたタマキにとってはこの言葉はとても悲しいものだったろう。

 そしてずっと隣に並んで戦ってきたカリムの絶望は計り知れぬものだろう。自身の力でレッカを氷漬けにして暴走を止めたが、それを逆手にとられレッカは何者かによって狙撃されてしまう。

 レッカの支持していた「伝道者」の手のものと思われる輩が彼を討ち取ったようだ。真相を聞き出そうと思っていた矢先に口を封じられてしまい、焔ビトを作り出しているものたちへの謎は残ったままになってしまった。

 しかし、組織的な思惑であること、特殊消防隊の中に他にも同じ思想を持った者がいることが判明した。

 そして第1のカリムもシンラたちの調査に協力を願い出たことで人出が増えることとなった。いったい焔ビトを作ろうとしているのはなぜなのか? 黒幕は誰なのか……。

 シンラの弟も死んだとと思われていたが、この伝道者の手先に連れていかれた可能性も浮上してきた。シンラの過去との対峙も今後描かれていくだろう。
(文=三澤凛)

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