舞台やミュージカルなどで絶大な人気を誇る役者陣と、2.5次元の舞台で多数の脚本・演出を手掛けてきた少年社中の毛利亘宏氏が脚本・監督を務める期待のミステリドラマ『REAL⇔FAKE』の第3話がオンエアされた。
どうやらこのドラマ、全4話らしい。あと1話!? え!? やっとキャラと名前が一致してきたばかりなのに……。物語的にも深みもなにもないような……。
隠し撮りがばれたものの、依然としてインタビューを続ける守屋。目的が分かったからか以前よりもメンバーの守屋に対する姿勢が軟化したような気もするが、守屋を含めてステラクラウンズのメンバーの怪しさが加速した。
この3話までの中でほぼ全員が何かしらの秘密を抱いているような行動を取っている。それは外部への連絡だったり、守屋のインタビューに対する受け答えの中に現れている。そんな中で守屋は依頼主である社長に「怪しいのは翔琉だ」と告げるが……。
ストーリーはさておき、今推したい2.5次元俳優をそろえているだけあって、このドラマは見ていて画面が美しい。塩顔・ソース顔・醤油顔などよりどりみどり。芝居は舞台っぽさがあって若干うるさい感じはするが、顔面ドアップの画が多いからか画面が持つ。
あと所々に挟まれる、うっすらBL臭のするシーンがほどよくツボを心得ている。特に凪沙と征行の関係は狙いすぎに見えなくもないが、毎回美味しくいただける。ほんと、あのベッドなんなの……。
今回は二人して鳩時計とクマのぬいぐるみに細工を加える描写と、「これがバレたら芸能生活が終わる」というセリフが二人の間に交わされた。それぞれの秘密に関連性があるかは分からないが、この2人に関しては共通の目的がありそうだ。
蒼井翔太演じる朱音の過去の出来事が何度か挿入されるが、彼が何かを知ってしまったことから失踪へとなったのは間違いがなさそうだ。彼の兄の存在にも関連していそうだが、その真相は来週まで持ち越しらしい。
最終的にこの一連の事件は全て朱音が仕組んだもの、という幕引きになりそうな予感がプンプンしているものの、来週の最終回に期待したい。
しかしたった4話だと話もシンプルになってしまうのは仕方ない。トータルとして2時間ドラマと同じだと思うとお粗末さも感じるが、4話だけで構成しようとしていると思うと健闘してるようにも思えるから不思議だ。
(文=三澤凛)
ドラマ『REAL⇔FAKE』ほどよく漂うBL臭に腐女子歓喜!?底の浅そうなオチが見えてきた第3話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、ドラマ、蒼井翔太、ミステリー、REAL⇔FAKE、毛利亘宏の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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