『未来のミライ』は「ミライちゃん」が全然登場しない“タイトル詐欺作品”?

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金曜ロードシネマクラブより

 7月12日の日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』で、細田守監督の『未来のミライ』が地上波初放送される。

 2018年に公開された『未来のミライ』は、甘えんぼうの4歳の男の子・くんちゃんが未来からやってきた妹・ミライちゃんと出会い、不思議な冒険をしていく物語。第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞をはじめ、世界の映画賞や映画祭で高評価されたが、国内の興行収入は26.3億円と振るわず。SNS上でも酷評が集まる結果となった。

 公開時、『未来のミライ』にはさまざまな批判が集まったが、その中で誰しもが感じたのは、「『未来のミライ』なのに、ミライちゃんが全然登場しない」ことだろう。

 キービジュアルや予告動画では、くんちゃんが未来からやってきたミライちゃんと出会い、共に時空を超えた冒険をする……といった印象を受けるが、実際の内容は全然違う。作品タイトルに名前があるにもかかわらず、実はミライちゃんは大して登場しない。当時、少女と男児の冒険譚を期待して映画館に向かった人たちは、肩透かしを食らった。

「タイトル詐欺」などと言われている本作だが、この『未来のミライ』というタイトルについて、細田監督は17年に行われた記者会見で「『未来のミライ』というタイトルはいろんな意味にとれます」と発言している。その候補として「未来から来たミライちゃん」「妹の未来」「未来という概念」「ミライちゃん自身」といった言葉を挙げており、さまざまな意味合いを込めていたことをうかがえる。

 本作がタイトル詐欺と言われてしまった背景には、宣伝と本編にズレが生じていたことが大きい。今回の『金曜ロードSHOW!』のCMは公開前の予告動画と比べると本編に近いものとなっているが……またもや「ミライちゃんが全然登場しない!」という声が上がりそうだ。

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