『きのう何食べた?』ちょっと面倒くさいシロも愛おしい!ケンジと末永い幸せを願う第8話レビュー

 疲れた週末の癒し、飯テロ番組『きのう何食べた?』の8話がオンエアされた。

 ある7月の夜。筧史朗(西島秀俊)は矢吹賢二(内野聖陽)に誘われレストランにいた。だがその店は男女カップルだらけ。しかも現れた賢二の友達は、長島義之(正名僕蔵)と本田鉄郎(菅原大吉)の同性カップル…ただでさえ肩身が狭いのにと周囲の目を気にする史朗。
店内の客が自分たちに違和感を感じているのを察知し初対面の2人を冷たくあしらってしまう。
 さらに帰り道で史朗は賢二に八つ当たりしてしまうが原因は他にあって…。

 なんだか少しずつ最終回が近づいている感じがしてきて、寂しくなってしまう。

 今回は外での食事シーンからスタート。ケンジのゲイ友達と4人で食事会だ。見栄っ張りなシロさんは、他のお客さんから自分がゲイだと思われたくない。正直、シロさんのこのときの態度は最高に感じ悪かった。そして人通りがなくなったところでケンジに怒鳴っちゃうシロさん……。なんだか小さな頃に、両親がケンカしていたところを見たような気持ちにさせられた。

 毎回思うが、シロさんはもっと人の話をちゃんと聞いたほうが良い。視野と器が小さすぎる。それを自分でも理解していて、自己嫌悪するのもかわいいのだが。

 愛情表現の方法とか、素直になれないうえの空回りとか色々な要素があるけれど、今回はシロさんがケンジのことが大好きな気持ちが駄々洩れな回であった。

 別れて号泣するのはケンジだけど、新しい相手を先に見つけるのもケンジ。自分はめんどくさくて新しく、ケンジみたいな恋人が作れる気がしないから絶対ケンジと別れたくない。と佳代子さんに熱弁するシロさん。もうご馳走様だ。愛があふれている。

 後から自分の勘違いに気づいて恥ずかしくなって、でも面と向かって謝ったりできないシロさん。そんなシロさんにさりげなく、ケンジのほうから仲直りのきっかけをくれるふたりの関係が最高に愛おしい。

 ドラマの中では内田朝陽さんのお芝居のおかげでケンジの愛らしさ、あったかさ、かわいさが限界突破する。こんなケンジがそばにいてくれるシロさんが、うらやましくってたまらなくなる。シロさん、ケンジのこと大切にするんだぞ!!!

 今日のおもてなしの料理も美味そうだった。自信のなさから「一般的な調味料で…」とつい言ってしまうシロさんだが、ブロッコリーにつけるソース、普段マヨネーズくらいしか選択肢がない者からすれば、すごい手間のかけ方だ。真似して作ってみようと思う。

 来週はお休み、とのことで再来週までこのふたりに逢えないかと思うと寂しくてたまらない。しかし話数が進むとそれだけ最終回が近づくということも意味している……。なんだか複雑な気持ちだ。ずっとずっと続いてくれ……。
(文=三澤凛)

きのう何食べた?

きのう何食べた?

終わらないでほしい・・・

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