愛知県長久手市に「ジブリパーク」誕生へ! そして心配されるあのテーマパーク……

1706_park.jpgスタジオジブリ公式サイトより

 つい先日、宮崎駿監督が長編劇場アニメの制作復帰を発表したことが話題となったスタジオジブリ。今度は「愛・地球博記念公園」(愛称:モリコロパーク/愛知県長久手市)を「ジブリパーク」に生まれかわらせるといったニュースが、6月1日、中日新聞などで報じられ、またもや注目を集めている。

 1970年に開園された「愛知青少年公園」の跡地を利用して、05年に開催された「日本国際博覧会」(愛知万博/愛・地球博)。「愛・地球博記念公園」は、その愛知万博の跡地に、06年に開設された公園だ。

その「愛・地球博記念公園」に造成される「ジブリパーク」は、宮崎駿監督が手掛けた『となりのトトロ』(88年)の世界観を園内200haで再現。整備を重ねるが、木々の伐採など新たな開発はせずに、2020年代初頭のオープンを目指すとのこと。加えて1日午後、報道を受けた愛知県の大村秀章知事は「人や地球への愛が脈々と流れるジブリの世界は、まさに万博の理念。ジブリの世界を、愛・地球博記念公園で広げていくことが、万博の理念の継承になる」とマスコミ陣に説明した。

 特にジブリ作品の舞台に設定されたこともないが、鈴木敏夫プロデューサーが愛知県名古屋市出身とあってか、スタジオジブリと愛知県の縁は深い。大の中日ドラゴンズファンである鈴木PDの依頼で、91年には当時ドラゴンズの中心選手であった落合博満と竜をモチーフにしたオリジナルキャラクターを宮崎監督がデザイン(作成されたきり、しばらく名無しだったが、06年に中日ドラゴンズ公式ファンクラブが球団設立70周年を記念して創設された際、正式にマスコットとして採用、ガブリと命名)。

 さらに09年4月には新スタジオ「西ジブリ」を、愛知県豊田市のトヨタ自動車本社の一部を借用して、開設している(ただし、わずか1年半弱後の10年8月で閉鎖)。また、「愛・地球博」で公開された、『となりのトトロ』に登場した昭和30年代の家を再現した「サツキとメイの家」は、「愛・地球博記念公園」でに引き続き公開されており、人気を集めている。「ジブリパークを作るにしてもなぜ愛知?」と疑問に感じるファンもいたかもしれないが、土壌、パイプはしっかりと形成されていたということだろう。

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