最高の結末! 誰も傷つけない意外な“クーデター”とは!? 最後までオシャレなアニメ『ACCA13区監察課』第12話レビュー

最高の結末! 誰も傷つけない意外なクーデターとは!? 最後までオシャレなアニメ『ACCA13区監察課』第12話レビューの画像1TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイトより。

 28日にいよいよ最終回を迎えたTVアニメ『ACCA13区監察課』(TOKYO MXほか)。放送開始されるやいなや、スタイリッシュでオシャレな世界観にぐいぐい引き込まれていったのは、私だけではないはず。“クーデター”の行方、主人公・ジーンとドーワー王国がどんな結末を迎えるのか、アニメが終わってしまう寂しい気持ちをこらえながら、第12話「鳥の行方」をレビュー!

 ACCA100周年記念式典の準備が着々と進み、病床の国王に代わり王室代表として出席することとなったシュヴァーン王子も、マギーさんとともにバードン区へ。一方、ACCA本部の大会議室には、5長官をはじめとする幹部や13区の代表が集まり、密やかな協議と確認が行われていました。いよいよ式典当日、区庁前広場は多くの国民で埋め尽くされ、ドーワー王国の命運を握る計画がついに決行されます――。

■ジーンとモーヴ本部長、そしてクヴァルム枢機院長の采配に思わず拍手!

 冒頭の国王とクヴァルム枢機院長の会話により、“クーデター”はACCAのみならず、王室公認のものだったことが分かりました。国を守るためとはいえ、「あの子(シュヴァーン王子)には酷だが仕方あるまい」って、自分の孫に結構ヒドイことをするんですね、国王様……。確かに“バカ王子”なんて呼ばれているけど、国をのっとることしか考えていないリーリウム長官とは違って、決して悪いやつじゃないんと思うんだよな。

 そんな王子は式典でリーリーウム長官から「あなたの即位を望む者はおそらく一人もいない」ってドストレートに言われたり、国民からも「あんなのが国王になったら戦争が起こる」って言われたり、なんか可哀想……。突然特殊部隊(?)から銃口を向けられた挙句、「僕を失脚させて別の者を立てるということか」って拳を握る王子の心情を察するといたたまれません。

 でも、そんな空気を壊してくれたのが、モーヴ本部長。「ドーワー家を引き継がれるあなたには、御身を大事になさっていただきたいのです」と、王子への忠義を示しながら、今回クーデターは“寸劇まがいの演習(茶番)”だったと明かし、ACCAはドーワー家の下で国を守っていくと誓います。これにより、王子もACCAの存続を約束するのでした。

 これはジーンがモーヴ本部長から自分が王族の人間であると聞かされたときに、2人で計画した作戦だったとか。誰も血を流さず、ジーンが王室の血を引いていることも国民には知られていないし、なおかつリーリウム長官の思い通りにさせないこの流れ、お見事!(拍手) 

 どうやら他の長官たちもリーリウム長官の陰謀には気がついていたみたいだし、この勝負に負けたリーリウム長官、そしてフラワウ区は、ゲームからもドーワー王国からも“降りる”ことに……(悔しがるリーリウム長官の表情はなんとも言えない爽快感でした!)。そしてこうなることを読んでいたクヴァルム枢機院長とアーベントさん、すごすぎます!(大拍手)

 そういえば、今回の活躍により、モーヴ本部長に「ありがとう」って笑顔を向けて立ち去るグロッシュラー長官には思わずときめてしまいました。今までそんな顔したことなかったのに、ズルすぎません? そりぁ、本部長も好きになるわな。ジーン……ドンマイ。

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