過去最高にホンワカしつつ亜人生徒の意外な一面が発覚!『亜人ちゃんは語りたい』第8話「亜人ちゃんは学びたい」レビュー!

 後半。放課後の図書室で勉強している亜人生徒3名。マジメに打ち込む京子に対し、ひかりはまるで身が入らずつい話しかけてしまう。たしなめる雪。だが3人はいつの間にか雑談してしまう。
「鉄男が自分の順位をホメていた」と雪に知らされ喜ぶ京子。「じゃあ今度は1位を目指してみようかな」とつぶやき、ひかりと雪に「このこのー!」「調子に乗ってー!」とイジられるのだった。

 このシーン、本当にただ「勉強している」「雑談している」だけなのだが、3人のキャラクターが丁寧に描かれていて楽しい。ビックリするくらい優等生の京子。勉強嫌いのひかり。そしてひかりの尻叩き役になってしまった手前、京子に勉強を教えて欲しいと素直に言えない雪。人間模様が実に自然で、これだけずっと見ていたいほどだ。
 
 数日後。生物準備室でいつものように雑談中、鉄男はひかりに問いかける。噛み付きたい欲求があるなら「好みの腕」はあるのか? それを聞いたひかりは京子・雪を招集し、講義室で「第一回 噛みつきたい腕選手権 ひかり杯」と称したイベントを開催。要は自分好みの腕を比較検証し発表する会だ。マントを羽織り偉そうにするひかりに、雪は「このノリは何なんだろう」と内心ツッコむ。

 検証した結果、京子の腕(筋肉質)は「65点/鶏ササミ」、雪(冷たくてすべすべ)は「93点/もちもちアイス」、ひまり(不在)は「プライスレス/ガム」、つまり雪の圧勝に。「食べ物に喩えるんだ……」「ガムなんだ……」と密かにツッコミまくるもまんざらでもない雪。 
 話の流れで鉄男の腕も検証することになったひかりは、「硬い」「太い」と散々文句を付けた挙句、産毛を見て
「噛んだときに毛が絡まりそう」
と問題発言。はい、過去最高のドシモネタですね! 鉄男も即座に「それ絶対外で言うなよ?」と指導。やり取りを聞いていた雪は「ふぇふ!」とここでも必死で笑いを堪えるのだった……。

 実力テストが終わり、再び結果が貼り出される。ひかりは上位には入らなかったものの赤点は回避。鉄男にホメられて大喜びするも、京子が1位になっているのを見てまたもや静止画になるほどガチ凹みする。「冗談だと思ってたのに!」と泣きながら廊下を走り去ったところで今回は幕。
 
 京子の秀才ぶり、雪の下品ギャグ愛好家っぷりが発覚した第8話。一方ひかりは相変わら喜怒哀楽すべてが大げさで、鉄男は「ひかり杯」の最中も亜人生徒の観察・分析に余念がない。大きなドラマは起こらなかったものの、各キャラクターの魅力をじっくり味わえる内容でお腹いっぱいです。
(文/JUP-ON STUDIO)  

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