【アニメレビュー】地味でシリアスながらお色気も盛りだくさん!『亜人ちゃんは語りたい』第5話「雪女ちゃんは冷たい」レビュー!

1702_ajin05.jpgTVアニメ『亜人ちゃんは語りたい』公式サイトより

 今回はお色気回です。大まかな構成でいうと「生徒と教師がマンツーで真面目な話をする」「生徒同士が他愛もない雑談をする」という大変地味な話ですが、それと同時にお色気、というよりフェチ度高め、ファンやマニアにはうれしい1話となりました。
   
 生物準備室で鉄男に悩みを打ち明ける、亜人「雪女」の生徒・雪。端的に言ってしまえば、「高校に入って環境の変化に戸惑い、ストレスが溜まっている」という話である。雪国育ちの彼女はこれまで己の亜人としての性質に悩むことは少なかったが、今の暮らしはどうしてもクラスメイトとの違いを意識してしまう。疎外感を抱えてしまう……。
 この悩み、「分かる!」と思った人も多いのではないだろうか。学生だけではない。新社会人、あるいは都心に越したばかりの地方出身者も、同じ苦しみを抱えたことが一度はあるはずだ。これまでの放映では「亜人=身体障害者」とも読み解ける内容だったが、今回はより幅広い層に訴えかけている、と言えそう。

 そんな雪はここ最近、不可解な出来事に遭遇したという。入浴中に「湯船に氷が浮いていた」というのだ。お湯自体は40度前後。雪女の汗や涙は流れ出すとすぐに凍るが、その時は涙はもちろん汗も流していなかった。これはどういうことなのか? やはりストレスと関係があるのか?

 気になった鉄男は調査を開始。文献を漁り、雪女の民話・伝承にまで遡って、雪女の性質を読み解こうと頑張るのだった。ここで文献資料の中に、小泉八雲の『怪談』がチラリと出てくるのが、その筋の愛好家的には最高。しかし「亜人が実在する世界」において怪談はどう読まれているのか? やっぱり怖い話なのか? それとも雑学本? 堅苦しい歴史資料? 八雲先生はどういう扱い? 考え出すとキリがないぞ!
 
 調査を経てピンと来た鉄男は、大きなタライ(コント番組で頭上から落ちてくるアレ)にお湯を張り、雪に足を浸けるよう指示。学校で、それも先生と二人きりの準備室で、という状況に戸惑いながらも、彼女はゆっくり靴下を脱ぐと足先をお湯に浸す……このくだりがフェチ感満載です! 明らかに性的なニュアンス込めまくりの丁寧すぎる演出で、思わず緊張&興奮してしまう。なお、原作者のペトス先生もここに完全にヤラれてしまったらしく、オンエア時はtwitterで愛あるつぶやきを連投されていました。

亜人(デミ)ちゃんは語りたい 4

亜人(デミ)ちゃんは語りたい 4

汗氷のその後が気になります…

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