ジーンのツンデレ的優しさに涙……一方、親友・ニーノは二重スパイ!?　アニメ『ACCA13区監察課』第4話レビュー

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　でも、ACCA局員の中にクーデターの首謀者がいたことは事実。ジーンはウォーブラーに、「今回の視察、残念ながら君への評価は最低点だ」「君はリーダーへの責務を果たしていなかった」と厳しい言葉を向けます。

　ウォーブラーさん、きっと責任をとらされて別の区に異動になるんだろうなぁ……なんて思っていると、次の瞬間、ジーンは、「（監察課副課長の）俺の後を任せられるのは君だと言ったが、やり直しだ」「（もともと大変な区だったけど）今回の件でこの区はさらに難しい土地になったから、君は（このスイツ区の）継続だ」と、“この区でやり残したことがあるんだろ？　お前の力でこの区を変えてみろ！”的に、かなり遠まわしに言い放つんです。

　まさかのスイツ残留にウォーブラーさんも仲間たちも大喜び。普段のジーンからすると、なんとなく冷たく「お前はクビだ！」なんて言い出しそうな気もしますが、意外に情に厚いんですね……（涙）今まで誤解していました。ごめんなさい。今回のことでスイツ区はこれから良い街になっていくといいな……。

■ニーノは二重スパイ!?

　冒頭で、大家さんに毎月のご連絡と一緒にバードン土産を送るとニーノに話していたロッタちゃん。マンションを出た後、ニーノは電話で「これから報告書をそちらに送って～」と誰かと電話中です。その相手というのが、「報告書と一緒にロッタからのお土産も届きますよ」と、まさかの大家さん!?　そして“報告書”って、アナタ、ACCA内務調査課の覆面局員としてジーンの監視をしてるだけじゃなかったの……!?　

　ということで、二重スパイ疑惑のかかるニーノは、電話中、「どうやら王子の手の者がロッタのことを嗅ぎまわってますね」「ジーンはますます巻き込まれつつありますよ……」と、意味深発言を連発。さらには、「大丈夫です。この前みたいに心配して電話をよこすのはやめてください」とも。大家さんはよほど2人のことを心配しているのでしょう。ロッタちゃんは大家さんに会ったこともないし、住所も私書箱しか知らない（それでよく今までマンションの管理人やってきたな……）らしいのですが、ニーノは何やら親しげ。大家さんは一体何者？　2人を心配しているあたり、悪い人ではなさそうですが……。

　そういえば、ジーンがスイツ区でクーデター派の区民に襲われそう（？）になったとき、「ACCAなんて相手にしている場合じゃねぇだろ。敵は区長だ！」と助けてくれた人、あれって絶対ジーンですよね。区民に変装していたみたいですが、髪色と声（CV:津田健次郎）でモロバレでした。たぶん、ジーンも気付いていそうです（相変わらず無表情だからわからないけど……）。ピンチに現れるあたり、やっぱりニーノはジーンの味方!?

　それはさておき、シリアスな展開が続いた今回、ロッタちゃんと、バカ王子の指示でロッタちゃんの監視にやってきたモブキャラと、執事のマギーさんの可愛いやりとりに、最高に癒された筆者なのでした……。
（文／ICHIGO GYUUNYUU）

 
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