「神回だった!」「見よ!これが我らの受信料よ!!」大河クラスタ興奮、大スケールの“真田丸”がついに登場!『真田丸』第44話「築城」レビュー!!

1611_sanada44-03.jpg『真田丸』公式サイトより

 クライマックスもいよいよ近づいてきたが、6日放送の大河ドラマ『真田丸』「築城」は、第44話目にして、ファンからは「神回だった」「最後がめっちゃかっこよすぎて涙でた!」「今年こそは西方が勝ちそうじゃね?」といった声が上がる、素晴らしい出来の1話となった。視聴率こそ15.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)とふるわないが、今週もレビューしてみたい。

 幸村(堺雅人)は、大坂城の最大の弱点となる南側に出城を造ることを思いつく。後藤又兵衛(哀川翔)も同様の策を思いついていたが、幸村の巧妙な策を聞き、出城を譲ることに。しかし、織田有楽斎(井上順)と大蔵卿局(峯村リエ)は、牢人衆を決して信じようとしない。豊臣家の態度に業を煮やした又兵衛と勝永(岡本健一)は、大坂城を出ると言い出すが、秀頼(中川大志)は有楽斎や茶々(竹内結子)を押しきり、出城を幸村に任せることを宣言。ついに“真田丸”が完成する――といったストーリーが展開された。

 スケールが大きく、勝ち目も高そうだった出撃案を却下されてもめげない幸村。続けざまに、出城の築城や要所に“大坂五人衆”を配するナイスな配置案を提案する。派手な死に場所を求めてやってきた哀川又兵衛とも意気投合するなど、牢人たちはどんどん息があっていくのだが、今週も相変わらず織田有楽斎、大蔵卿局が牢人たちを「信用ならぬ」と言い出し、幸村の提案を却下していく。

 前43話では良いところを見せた大野治長(今井朋彦)が、今週も一度は格好良く反対意見を封じるものの、結局は秀頼が押しきられてしまい、あえなく却下されてしまう……。織田有楽斎、大蔵卿局がガンガンとヘイト値を上げていく一方で、秀頼は決してボンクラではなく、むしろ優秀な若者らしく描かれているのだが、経験が足りず自分に自信がないためか、母親の茶々や大蔵卿局の言いなりになってしまう、というキャラ配置の塩梅が絶妙だなと思う。

 ほか、細かい見どころを上げていくと、信之が小野お通(八木亜希子)と密会を続けており、疑いの目を向ける稲(吉田羊)がとても怖かったこと、徳川と通じる大坂城の幹部がいることが明らかになったこと、久しぶりに登場! と思った出雲阿国(シルビア・グラブ)が二代目であったこと。

 相変わらず調子がいい伊達政宗(長谷川朝晴)、沈痛な表情の上杉景勝(遠藤憲一)と直江兼続(村上新悟)などの再登場、そして信之の息子2人、信吉(広田亮平)と信政(大山真志)がどんどん仲が悪くなっていっている点などは注目ポイントだろう。源三郎と源二郎はあんなに兄弟仲が良かったのに……。

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44話も見てきてから登場すると、なぜか「ワシが育てた」という気持ちになります

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