「神回だった!」「見よ!これが我らの受信料よ!!」大河クラスタ興奮、大スケールの“真田丸”がついに登場!『真田丸』第44話「築城」レビュー!!

1611_sanada44-02.jpg『真田丸』公式サイト、特集ページより

 さて、とうとう広大・強固な大坂城の弱点に、出城“真田丸”が登場する。これがまた実に大きくて立派。そのあまりのスケールに、ネット上では「これが我々の受信料……払っててよかった!」「これは正しい受信料の遣い方」「見よ!これが我らの受信料よ!!」「倍額出したら、西軍勝つ倍額出したら西軍勝つ真田丸スピンオフ作ってくれるって言ったら真田丸見てる人、いますぐ全員課金すると思います」と大喜び。

 関ヶ原を“超高速関ヶ原”で描いたかいがあったというものだ。なお、『真田丸』公式サイトでは、“真田丸”登場とあわせ、「大坂冬の陣『真田丸』オープンセット完成!」という特集ページを掲載。

 ぜひ一読してほしいが、その特集ページによれば、イメージスケッチは6回も描き直し。そして“草を刈り、堀を掘り、土を盛り上げて土塁を築くのに約3週間。さらに塀や櫓(やぐら)などのセットを建てるのにおよそ1週間。トータルおよそ1カ月の工期でオープンセットを制作し、当時の真田丸のおよそ5分の1を再現しました。”とあり、どうやら大変な労作であるようだ。どっかのタイミングで公開してくれないかなぁ……。

 グッときたのが、物見櫓に立った幸村の「ようやくこれで城持ちになった」の一言。幸村のこれまでを思うと感慨深い。さらにEDも格好良かった。普段は“真田丸”のタイトルバックが現れ、その後出演者らのテロップが流れ、有働由美子アナウンサーのナレーションが入るのだが、この日の放送では“真田丸”の題字が映ったあとに、オープニング映像を飛ばし、すぐに有働アナのナレーションが始まった。

 そして物語の終盤、高梨内記(中原丈雄)に「城の名はなんとします」と問われた幸村が「決まっているだろう、真田丸よ!」と答え、“真田丸”のロングショットが映し出された後、“真田丸”の題字へと切り替わりオープニング映像とテーマ曲が流れる……という演出が施されたのだ。しかもこれまでOPにはなかった馬のいななきなど、重厚感あるSE付き。第35話「犬伏」と匹敵するぐらい、『真田丸』通しても屈指の神回であったと思う。演出担当は田中正氏。覚えておきたい。

 次回第45話のタイトルは「完封」。聞いただけでワクワクさせられるタイトルだ。超期待。なお、12日19時30分より放送の『ブラタモリ』(NHK総合)は、「大坂城・真田丸スペシャル ~大坂城はなぜ難攻不落?~」となっている。ぜひあわせてチェックしたい。
(文・馬場ゆうすけ)

NHK集金人の光と影―1/6の自分史

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44話も見てきてから登場すると、なぜか「ワシが育てた」という気持ちになります

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