どんどん昌幸に似てくる幸村が格好いい！　視聴率なんか少しぐらい低くても気にすんな!!『真田丸』第43話「軍議」レビュー!!!

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　そのほか、てっきりただの風見鶏かと思っていた大野治長（今井朋彦）が格好いいところを見せてくれたり、織田有楽斎を演じる井上順の演技が素晴らしかったり、いろいろ見どころも多かったが、ネット上、SNS上では「幸村が提案した出撃策が実現したら成功したか？」というif話で盛り上がっているようだ。

　戦況だけ考えれば成功したような気もするが、大軍を指揮したことがあるのが五人衆の中でも長宗我部ぐらいしかいないので失敗したのではないか、いや秀頼が出陣していればあるいは、そもそも秀忠（星野源）が立派に跡を継いでいるから、家康だけ討ち取っても難しいのでは……といろんな意見が飛び出ている。史実をしっかり拾いながら、うまいことドラマに落としこむと、こういう議論が展開されるんだな、去年はこういう議論があまり起きなかったなと思うと、やっぱり『真田丸』は面白いんだなと再確認した次第である。

　ただ、せっかく五人衆の意見が一致したのに、茶々の一言でひっくり返ってしまったあたり、やっぱり今回も茶々と大蔵卿局（峯村リエ）あたりにヘイトが集中してしまう展開になるのか、それとも三谷幸喜らしく逆転劇があるのか。そこら辺も楽しみにしてみたい。

　なお「あいつが黒幕なんじゃね？」という声も出るぐらい、存在感を増しつつある大蔵卿局だが、中の人・峯村リエのTwitter（@rieminen）は至って明るく、ノリも素晴らしく軽く、『真田丸』関連のツィートやリツィートも多い。気になった方はチェックしてみてはいかがだろうか。
（文・馬場ゆうすけ）

 
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