ICAF2016、広島で受賞の『FEED』を含む28校の学生作品を上映! 持ち込みの「とらのあな」は伊藤有壱、水江未来、りょーちもが講評

icaf20161.jpg画像:ICAF2016キービジュアル

 9月22日から25日まで、東京・国立新美術館にてICAF(インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル)2016が開催される。

 2002年から開始されたICAFは、各大学・専門学校などで制作され、教員から推薦された学生作品が一堂に会するアニメ上映イベント。これまで『つみきのいえ』などの加藤久仁生(記事参照)、『九十九』などの森田修平ら、アカデミー賞で受賞・ノミネートに至るクリエーターも輩出している。

icaf20162.jpg画像:左上から『FEED』『あたしだけをみて』『ノアの□庭』『愛のかかと』

 今回は28校が参加。第16回広島国際アニメーションフェスティバル(記事参照 http://otapol.jp/2016/08/post-7856.html )で国際審査委員特別賞の『FEED』(岡崎恵理)、第10回TOHOシネマズ学生映画祭・ショートアニメーション部門(記事参照 http://otapol.jp/2016/04/post-6407.html )でグランプリの『あたしだけをみて』(見里朝希)や同・審査員特別賞の『ボーイメットガール』(スタジオホウキギター)、卒業制作展で注目された『ノアの□庭』(狩野洋典)や『愛のかかと』(円香)、ネットでも話題の『作画崩壊アニミズム』『イン・ザ・フィルム』(共にうぐいす工房)といった作品が揃った。

icaf20163.jpg写真:前回『息ができない』が観客賞1位で表彰される木畠彩矢香(右)

 もちろんネットで全作品が見られるわけではなく、かといって全日通えないという人には、1日2回、各校から代表して1作品が上映される参加校プログラムがオススメ。来場者の投票によって最終日に観客賞が決定するので、応援したい作品を見つけられたのなら、1票を投じておきたいところ。


『息ができない/I Can’t Breathe』

 また前回から始まった持ち込み上映の「とらのあな」も見逃せない。今回の「とらのあな」で講評するのはアニメーションディレクター・伊藤有壱(記事参照)、アニメーション作家・水江未来(記事参照)、アニメーション監督・りょーちも(記事参照)。こちらは高校生も対象で、後に「高校生のジオラマがスゴい!」と話題になった『故障中』も、先に「とらのあな」で見ることができた。今後、話題となるような作品が持ち込まれるかもしれないので、いち早く若い才能を見つけたいという人なら聴講しておきたい。


自主制作ジオラマのストップモーション(コマ撮り)アニメ『故障中』

 このほか11年から前回までのセレクション作品を見られる「レトロスペクティブ!」や「姫田真武スペシャルライブ!」、海外作品を紹介する「韓国・漫画アニメ最強戦」「デンマーク・TAWプログラム」もある。ぜひとも会場で、様々な作品を体感してほしい。
(取材・文/真狩祐志)

■ICAF
http://www.icaf.info/

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学生のときに制作した作品なんですよね

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