熱戦続くリオ五輪を“ロボット記者”がリポート! 報道の現場にもAIが進出中!?

■すでに“ロボット・ライター”は各分野で活躍

 先日もおたぽるで、グーグルの“恋愛小説家AI”を紹介したが(参照記事)、ロボット小説家やロボット詩人、そしてロボット記者など、文字コンテンツの創作を担う人工知能はワシントン・ポスト紙の他にも各社が競って開発している。今年3月には、短編小説文学賞「星新一賞」に人工知能が“作者”の作品が一次予選を通過して話題を呼んだことも記憶に新しい。

 AP通信でも昨年から“ロボット記者”本格的に稼動し、企業の決算報告に関するニュース記事を作成しており、FOX Newsもスポーツ結果の要約記事を“ロボット記者”にまかせて自動生成している。

 米・イリノイ州のノースウェスタン大学では、Narrative Scienceという研究チームが発足しており、各種のデータを自然な言葉づかいの物語にする人工知能の研究が鋭意進められている。そもそも最初の研究では、野球のスコアデータからストーリーを綴るというものであった。その後研究を重ね、財務データを文章へと変えるプラットフォーム「Quill」を立ち上げて大手保険会社から出資を受けるほどまでに急成長している。

 人工知能が職場に進出するニュースが報じられるたびに、「ロボットが人間の仕事を奪う」という論調になりがちなのだが、これらのロボット記者の例をみれば、あまりモチベーションの湧かない面白みに欠けるルーティーンワークをロボットが肩代わりしてくれるという話にもなる。ロボットのおかげで人間の記者はより複雑な、取材活動を伴う記事を執筆することに集中できるのだ。これもひとつの人間とロボットの新しい協力関係ということになるのかもしれない。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・recode
http://www.recode.net/2016/8/5/12383340/washington-post-olympics-software

マリオ

マリオ

日本もなかなかのメダルラッシュだから取り入れるべき

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